パスポート--- RIZAPグループ各社とのシナジーで収益の安定化を図る
パスポート<7577>は15日、2017年3月期(16年3月から17年3月の13ヶ月間の変則決算)決算を発表。売上高が102.15億円、営業損失が5.52億円(前期は0.91億円の利益)、経常損失が6.22億円(同0.59億円の利益)、当期純損失が8.49億円(同1.42億円の損失)となった。
同社は2016年5月にRIZAPグループ<2928>の連結子会社となり、RIZAPグループのマーケティング力やプロモーション力を活用した「売上向上の施策」や「ブランドイメージの刷新」、RIZAPグループ内の雑貨、アパレルブランドの商品デザイン力などを活用した「商品力の強化」、商品製造や店舗開発などの情報共有化で、コストメリット発揮による「収益力強化」を進めた。また、RIZAPグループ及びそのグループ企業からの中長期成長戦略及び商品マーケティングに係るノウハウの提供や、コラボレーション施策のサポート、その他これに付随するサービスの提供を受けることにより、収益の安定化を図っている。
再成長へのロードマップとして、1)構造改革を実行し、これまでの膿を出しきる、2)Passportブランドを「リブランディング」し、ブランド認知度の向上を図る、3)RIZAPグループ企業とのシナジーを最大化する、など再成長へのロードマップを着実に実行している。1)については、不採算店舗の精査や滞留在庫商品の処分、事業推進体制の強化などを遂行した。2)については、新ブランドロゴによるブランド認知度の向上などを推し進めた。
3)については、RIZAPグループ各社とのコラボ販売などでシナジーを高める考えだ。
2018年通期業績は、売上高が100.00億円、営業利益が3.00億円、経常利益が2.50億円、当期純利益が1.00億円を見込んでいる。
《TN》
提供:フィスコ