ワコムが急騰、17年3月期業績予想は「売上高増額で損益据え置き」がサプライズに
ワコム<6727>が急騰、一時11.6%高で一気に400円台に乗せる場面があった。同社はペンタブレットの世界トップメーカーだが、主要販売先のサムスン向けが不振で業績は厳しい環境にある。しかし、株価面ではかなり織り込みが進んでいた。
そうしたなか、8日取引終了後に17年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を703億円から715億円(前期比7.8%減)へ小幅ながら増額修正した。営業損益は5億円の赤字(前期36億6400万円の黒字)、最終損益は15億円の赤字(同23億1000万円の黒字)で据え置いた。これについて市場では「サムスン向けの低迷により赤字幅は従来予想より膨らむとみる向きが多かったようで、空売りが高水準だった。東証信用倍率は1.02倍と売り買いが拮抗、日証金では逆日歩がついていた。売り上げ予想の上乗せは材料視するレベルではないが、損失幅が膨らまないということが一気に買い戻しを誘う格好となったようだ」(準大手証券ストラテジスト)と指摘されている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
そうしたなか、8日取引終了後に17年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を703億円から715億円(前期比7.8%減)へ小幅ながら増額修正した。営業損益は5億円の赤字(前期36億6400万円の黒字)、最終損益は15億円の赤字(同23億1000万円の黒字)で据え置いた。これについて市場では「サムスン向けの低迷により赤字幅は従来予想より膨らむとみる向きが多かったようで、空売りが高水準だった。東証信用倍率は1.02倍と売り買いが拮抗、日証金では逆日歩がついていた。売り上げ予想の上乗せは材料視するレベルではないが、損失幅が膨らまないということが一気に買い戻しを誘う格好となったようだ」(準大手証券ストラテジスト)と指摘されている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)