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6557> [東証M] が8月6日大引け後(15:30)に業績修正を発表。20年12月期の連結営業損益を従来予想の0.2億円の黒字→13.6億円の赤字(前期は8.8億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
なお、1-6月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当社では、2020年6月15日に発表しました「2020年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」のとおり、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う当社グループの業績への影響は軽微であると認識をもっておりました。しかしながら、その後、施設従業員の安全対策や離職防止対策としての賞与及び感謝金の支給による人件
»続く
費の増加、7月以降の感染の再拡大など、6月15日時点と比較して状況は変化しております。現在、新型コロナウイルスの終息時期の見通しは立っておらず、当社では2020年12月期期末までは、当社グループの売上高及び施設運営に影響を及ぼすと想定しております。このような前提のもと、2020年12月期連結業績予想を下記のとおり修正いたします。a.売上高売上高については、前年度2019年12月期の利用実績と単価実績を元に、施設ごとに見積りを実施し、8,339百万円を予定しておりました。施設家賃補助及び社宅家賃補助金が予定を上回ったものの、新型コロナウイルス感染症の影響を背景として、新規入園者数が予定を下回ったことにより、業績予想から154百万円減少し、8,184百万円となる見込みです。b.営業利益(売上原価の主な超過理由)当社グループは保育事業が主な事業であり、保育施設における人件費が当社グループの主な売上原価 を構成している特徴を有しております。本年4月には、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う政府の緊急事態宣言下において、過去最多の16施設を開設いたしました。通常の環境とは異なる新規開設において、従業員の安全確保と保育の質を確保するため施設従業員の補充を行ったことで人件費が予想を267百万円超過する見込みです。加えて、このような職場環境で勤務する施設従業員の離職を防止する目的で、賞与及び感謝金の支給を実施したことにより458百万円の費用が新たに発生しております。その一方で、退職率の改善により、一部地域の施設において施設従業員が計画人数を上回るミスマッチが生じました。このミスマッチにより2020年12月期末までに、人件費が予想より137百万円超過する見込みです。以上の結果、人件費が予想より862百万円と大幅に超過し、4,832百万円となる見込みです。また、新型コロナウイルス感染症対策として用品費、消耗品、事務用品も予想より78百万円超過しております。この結果、売上原価は当初予定より1,067百万円超過し、7,902百万円となる見込みです。(販売費及び一般管理費の主な超過理由) 当社グループにおいては、施設従業員以外の本社(施設開発、管理部門等)人員の人件費、本社経費、租税公課等を販売費及び一般管理費としております。事業規模の拡大及びガバナンス強化を目的として本社職員の採用を増やしたことから、人件費及び採用費が増加し、販売費及び一般管理費は、予想から161百万円超過致しました。 これらの結果、営業利益については20百万円を予定しておりましたが、売上高が154百万円下回ったことに加え、売上原価が及び販売費及び一般管理費がそれぞれ1,067百万円、161百万円超過したため、1,383百万円減少の△1,363百万円となる見込みです。c.経常利益(営業外収益の主な増加理由) 営業外収益において、主に保育事業における認可保育園の新規開設に伴う設備補助金(営業外収益)を中心に1,570百万円の発生を見込んでおりました。新規開設計画が予定通り進捗したことに加え、新規開設した施設において一部補助金の拡充が発生したことにより、営業外収益は当初予想よりも166百万円増加し、1,736百万円となる見込みです。(営業外費用の主な減少理由) 営業外費用としては借入金の支払利息、新規認可保育園の開設資金をシンジケートローンによって調達したことによる支払手数料を中心に、当初予想では138百万円の発生を見込んでおりました。 シンジケートローン手数料の減少などにより営業外費用は当初予想よりも11百万円減少し、126百万円となる見込みです。 このように、営業外収益の増加と営業外費用の減少が生じ、営業外損益項目においては経常利益の増加影響が生じております。しかしながら、営業損失の拡大により、経常利益は当初予想よりも1,205百万円減少した246百万円となる見込みです。d.親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては908百万円を予想しておりましたが、上記の経常利益の減少が生じたことにより、当期純利益155百万円となる見込みです。
業績予想の修正
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
旧 2020.12 |
8,339 |
20 |
1,451 |
908 |
170.59 |
0 |
20/02/14 |
新 2020.12 |
8,184 |
-1,363 |
246 |
155 |
29.12 |
0 |
20/08/06 |
修正率 |
-1.9 |
赤転 |
-83.0 |
-82.9 |
-82.9 |
|
(%) |
※単位:売上高、営業益、経常益、最終益…「百万円」。修正1株益、修正1株配は「円」。率は「%」
※最新予想と従来予想との比較
今期の業績予想
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
19.01-06* |
2,808 |
-486 |
60 |
-51 |
-10.8 |
0 |
- |
予 20.01-06 |
- |
- |
- |
- |
- |
0 |
20/02/14 |
前年同期比 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
(%) |
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
2018.12* |
3,787 |
-739 |
-329 |
-382 |
-86.6 |
0 |
- |
2019.12 |
5,915 |
-887 |
5 |
-31 |
-6.7 |
0 |
20/02/14 |
予 2020.12 |
8,184 |
-1,363 |
246 |
155 |
29.1 |
0 |
20/08/06 |
前期比 |
+38.4 |
赤拡 |
49倍 |
黒転 |
黒転 |
|
(%) |
※最新予想と前期実績との比較。予想欄「-」は会社側が未発表。
※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・決算期表記後の「*」は上場前の決算を示し、2018年以前に新規上場した銘柄では1株あたりの項目は株式分割などによる換算修正は行っていません。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。