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7067> [東証M] が3月16日後場(13:15)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の1億7500万円→7300万円(前期は1億5200万円)に58.3%下方修正し、一転して52.0%減益見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1億2300万円→2100万円に82.9%減額した計算になる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
上場後におきまして、順調に新規大口顧客の獲得や既存顧客の取引額が伸長しており、とりわけデジタルマーケティング事業は想定を上回る成長率で推移しておりました。しかしながら、新型コロナウィルス感染症の影響により、2020年3月期第4四半期の受注案件の減少や納期遅延、インターネット広告の出稿停止や出稿額の減少が発生している状況です。また、オフショア関連事業におきま
»続く
して、大口顧客の売上債権に関する貸倒引当金繰入額6百万円が発生する見込みです。以上の事象を鑑み、2019 年6月21日に公表しました 2020 年3月期の通期業績予想を修正いたします。(売上高)1.ブランド事業オウンドメディア構築・運用については、フロント人材の育成効果や、広告宣伝効果による知名度向上、信用力向上の実現から契約案件が月単位5件程度増えることを見込んで、前期より75百万円の増収となる1,112百万円で計画しておりました。また、コンテンツマーケティング市場が成長していることから、契約案件数が月単位10件程度増えることを見込んで、前期より119百万円の増収となるコンサル系商材で594百万円を計画しておりました。しかしながら、新型コロナウィルス感染症の影響により、打合せの中止等の案件獲得機会の減少や納期遅延が起きており、2020年3月期第4四半期において、受注案件の減少や納期遅延が起きており、月単位の契約件数が14%程度想定を下回る見込みとなっております。以上の結果、ブランド事業の売上高は、前期より46百万円下回り、予想より241百万円下回る1,464百万円を見込んでおります。2.デジタルマーケティング事業前期は約9%の成長を実現し、市場も成長しているものの、2020年3月期は、インターネット広告運用におけるシステム投資を行い、業務効率化と体制整備に注力することから、前期比で成長率3%に留まるとし、3,446百万円を計画しておりましたが、上場後において、想定より新規大口顧客の獲得や既存顧客の取引額が伸長しました。ただし、第4四半期においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、取引先がインターネット広告の出稿を停止する等の事象が発生しており、当該事象発生前より伸長率が鈍化する見込みとなっております。以上の結果、デジタルマーケティング事業の売上高は、前期より241百万円上回り(成長率7.2%)、予想より137百万円上回る3,583百万円を見込んでおります。3.オフショア関連事業外部売上について、主に沖縄の優良企業の案件獲得を見込んでおり、2019年3月期より8百万円の増収を見込み、147百万円を計画しておりましたが、子会社アザナの売上が想定より伸び悩みました。以上の結果、オフショア関連事業の売上高は、前期より2百万円下回り、予想より10百万円上回る136百万円を見込んでおります。(売上原価、売上総利益)1.ブランド事業ブランド事業全体の売上原価は、主に人件費、外部パートナーに対する業務委託費及びその他の経費で構成されております。ブランド事業全体の売上総利益は、前期より3ポイント高い50.3%の粗利率を計画し、858百万円を見込んでおりました。想定より売上が下回っている一方で、オウンドメディア構築の大型案件において、顧客対応に注力した結果、予定労務工数の超過により複数の赤字案件が発生したため、人件費は想定通りで推移しております。そのため、粗利率が想定より5.5ポイント下回る44.8%の粗利率で見込んでおります。以上の結果、ブランド事業の売上総利益は、前期より55百万円下回り、予想より203百万円下回る655百万円を見込んでおります。2.デジタルマーケティング事業デジタルマーケティング事業全体の売上原価は、主に運用型広告出稿費用及びその他の経費で構成されております。売上の大半を占める運用型広告の手数料率が出稿額の20%であるため、粗利率は概ね16%前後となる傾向にあります。したがって、デジタルマーケティング事業全体の売上総利益は、前期と同水準の粗利率15.5%で計画し、533百万円見込んでおりました。業績予想の修正にあたって、粗利率は15.7%と予想と概ね同水準で見込んでおりますが、当初より売上が上回ると見込んでおります。以上の結果、デジタルマーケティング事業の売上総利益は、前期より44百万円上回り、予想より28百万円上回る562百万円を見込んでおります。3.オフショア関連事業オフショア関連事業全体の売上原価は、主に人件費、外部パートナーに対する業務委託費及びその他の経費で構成されております。前期は高単価案件が目立ったことから、2020年3月期は粗利率25.0%を計画しており、売上総利益は36百万円を見込んでおりました。しかしながら、子会社アザナの売上が想定を下回ったものの、人件費と外部パートナーに対する業務委託費については想定通りであったことにより、粗利率が想定より5.6ポイント下回る19.4%の粗利率で見込んでおります。以上の結果、オフショア関連事業の売上総利益は、前期より14百万円下回り、予想より10百万円下回る26百万円を見込んでおります。以上により、売上総利益については、前期より25百万円下回り、予想より185百万円下回る1,244百万円で見込んでおります。(販売費及び一般管理費、営業利益)当社の販売費および一般管理費につきましては、主に営業部門と管理部門の人件費及びその他の経費で構成されております。人件費につきましては614百万円、その他の経費については634百万円、販売費及び一般管理費全体としては1,249百万円で見込んでおりました。しかしながら、中途社員の採用を想定より差し控えたことにより、人件費を予想より60百万円下回る554百万円で見込んでおります。また、その他の経費全体としては、想定通り推移しておりますが、採用を控えたことにより採用費が想定より6百万円減少する一方で、オフショア関連事業において大口顧客の売上債権に関する貸倒引当金繰入額6百万円が発生する見込みです。以上の結果、販売費及び一般管理費は予想より85百万円下回る1,163百万円、営業利益は予想より99百万円下回る80百万円を見込んでおります。(営業外損益、経常利益)営業外損益につきましては、予想から大きな変更はありません。以上の結果、経常利益は予想より101百万円下回る73百万円を見込んでおります。(特別損益、当期純利益)特別利益につきましては、保険金の解約により、予想より23百万円多く見込んでいます。特別損失につきましては、2020年3月期第2四半期において、ブランド事業のソフトウエアに関する減損損失を4百万円計上しております。以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は予想より62百万円下回る53百万円を見込んでおります。(注)上記の予想は、現時点において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。
業績予想の修正
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
旧 19.10-03 |
2,735 |
119 |
123 |
88 |
54.49 |
0 |
19/11/14 |
新 19.10-03 |
2,620 |
19 |
21 |
25 |
15.48 |
0 |
20/03/16 |
修正率 |
-4.2 |
-84.0 |
-82.9 |
-71.6 |
-71.6 |
|
(%) |
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
旧 2020.03 |
5,300 |
180 |
175 |
116 |
71.83 |
0 |
19/06/21 |
新 2020.03 |
5,185 |
80 |
73 |
53 |
32.82 |
0 |
20/03/16 |
修正率 |
-2.2 |
-55.6 |
-58.3 |
-54.3 |
-54.3 |
|
(%) |
※単位:売上高、営業益、経常益、最終益…「百万円」。修正1株益、修正1株配は「円」。率は「%」
※最新予想と従来予想との比較
今期の業績予想
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
予 19.10-03 |
2,620 |
19 |
21 |
25 |
15.5 |
0 |
20/03/16 |
前年同期比 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
(%) |
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
修正 1株益 |
修正 1株配 |
発表日 |
2018.03* |
4,667 |
104 |
113 |
76 |
53.3 |
0 |
- |
2019.03* |
4,992 |
147 |
152 |
95 |
64.4 |
0 |
- |
予 2020.03 |
5,185 |
80 |
73 |
53 |
32.8 |
0 |
20/03/16 |
前期比 |
+3.9 |
-45.6 |
-52.0 |
-44.2 |
-49.1 |
|
(%) |
※最新予想と前期実績との比較。予想欄「-」は会社側が未発表。
※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・決算期表記後の「*」は上場前の決算を示し、2018年以前に新規上場した銘柄では1株あたりの項目は株式分割などによる換算修正は行っていません。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。