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8155 三益半導体工業

東証P
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16.9 1.47 0.87 12.18
時価総額 1,312億円
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<注目銘柄>=三益半導、今期業績は再上方修正の公算大

 三益半導体工業<8155>は昨年12月26日、上期決算発表と同時に18年5月期通期業績予想を上方修正したが、足もとの好調から再上方修正が期待でき、株価も水準訂正が期待できそうだ。

 特に主力の半導体事業部が好調だ。旺盛な需要に支えられ、300ミリウエハーを中心に高水準の生産が続く。同事業では、再生ウエハー向けを中心に生産能力増強を進めているため償却費も増加しているが、一方で加工賃の値上げも継続しており、数量効果と値上げで吸収しさらなる成長が期待できる。

 一方、産商事業部やエンジニアリング事業部では、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)と呼ばれるパワー半導体素子の製造でウエハーを薄化するのに使われるスピンプロセッサーが好調だ。IGBTはインバータやコンバータに必須の部品で自動車の電装化やEV化の進展に伴い需要が急増しており、それに伴いスピンプロセッサーの需要も増加している。

 半導体事業部の好調で今期はさらなる上振れが期待できるほか、収益源の拡大が成長力に安定性を与えており、中期的な成長にも注目だ。(仁)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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