ローランドＤＧが３日ぶり反落、株式売り出しによる需給悪化など警戒　

　ローランド　ディー．ジー．<6789>は３日ぶりに反落。１０日の取引終了後、株式売り出しなどを発表しており、需給悪化が懸念されている様子だ。筆頭株主のローランド株式会社から三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券が株式を買い取り、５４万株の株式売り出しを実施する。同時に７万８６００株のオーバーアロットメントによる売り出しも行う。売出価格は１８日から２３日のいずれかの日に決定する。

　また、同社は自己株式を除く発行済み株式総数の１２．０％に相当する１７２万６２００株、４５億円を上限に、５月１２～１３日に取得する方針。ローランド株式会社がこの自社株買いに応じる意向を示している。取得した自己株全株は６月１日に消却される見通し。この株式売り出しと自社株買いなどを通じてローランドは筆頭株主の地位を降りる見通しだ。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）