イード---3Q決算：連結営業利益は2Qより大幅に改善

イード<6038>は12日、2017年6月期第3四半期連結決算を発表した。2017年6月期第3四半期連結業績（2016年7月～2017年3月期累計）は、売上高が前年同期比1.3％減の34.01億円、営業利益が同44.1％減の1.69億円、経常利益が同42.0％減の1.72億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同79.2％減の0.36億円となった。前四半期との比較では、売上高は4.5％増の11.97億円、営業利益は175.1％増の1.04億円、営業利益率は5.4ポイント改善の8.7％と大幅な改善を示した。

セグメントを見ると、コンテンツマーケティングプラットフォーム事業（CMP事業）の売上高は前四半期比4.9％減の9.37億円、セグメント利益は同47.8％増の0.56億円、営業利益率は同2.2ポイント改善の6.1％となった。前四半期よりメディア・システムによる初期開発売上が減少したものの、ECサイトを中心としたデータ・コンテンツ提供の売上増により増益となった。コンテンツマーケティングソリューション事業（CMS事業）の売上高は同38.8％増の2.86億円、営業利益は同361.7％増の0.57億円で、リサーチソリューションの受注件数増により大幅増収増益を達成した。営業利益率は14.0ポイント改善の20.0％。

2017年6月期の連結業績予想は、売上高47.00億円（前期比3.7％増）、営業利益0.80億円（同73.8％減）、経常利益は0.75億円（同74.9％減）、親会社株主に帰属する当期純利益は0.00億円（同100.0％減）を据え置いた。

《TN》

　提供：フィスコ