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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2875 東洋水産

東証P
10,235円
前日比
-100
-0.97%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
17.3 2.26 1.66 7.52
時価総額 11,349億円
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<動意株・31日>(大引け)=東洋水、富士紡HD、BEENOSなど

 東洋水産<2875>=後場急伸。同社はきょう午後0時30分ごろ、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比53.7%増の202億6700万円となり、上半期計画の345億円に対する進捗率は58.7%となった。売上高は同14.0%増の1266億9700万円で着地。国内外の即席事業が伸びたほか、水産食品事業もコンビニエンスストア向けのおにぎり用商材が好調だった。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

 富士紡ホールディングス<3104>=後場物色の矛先向かいストップ高。午前11時半、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。同時に通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しは3億円増額して38億円(前期比79.5%増)に引き上げており、業況を評価した買いが集まったようだ。今期の売上高の見通しは7億円増額して427億円(同18.3%増)に上方修正した。4~6月期の売上高は前年同期比22.0%増の103億8100万円、最終利益は同87.7%増の10億7700万円だった。超精密加工用研磨材では、半導体デバイス用途において生成AIの普及に伴うメモリーや最先端ロジック向け半導体の需要拡大などを背景に、受注が増加した。シリコンウエハー用途は過剰在庫の解消に伴い回復基調となり、ハードディスク用途もデータセンター向け需要が戻りつつあるという。4~6月期の業績と今後の半導体需要などを踏まえ、通期の業績予想を見直した。

 BEENOS<3328>=上値追い鮮明。越境EC事業を収益の主柱に、ベンチャーへの投資事業にも傾注している。株価は中期波動の分水嶺である75日移動平均線をサポートラインに2点底を形成、目先は上値指向を鮮明としている。アクティビストとして注目度の高い英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズが提出した30日付の変更報告書で、BEENOS株式の保有比率が8.83%から9.98%に高まったことが判明した。なお、保有目的は「純投資及び重要提案行為などを行うこと」としている。これを受けて、BEENOSの株式価値向上に向けた思惑が短期資金の攻勢を誘っている。

 マキタ<6586>=上値指向強め4連騰。30日の取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上収益が前年同期比5.1%増の1939億3200万円、最終利益は同43.1%増の160億1000万円となった。第1四半期の最終利益の通期計画に対する進捗率は約31%となった。好スタートを評価した買いが入ったようだ。欧州では建築・建設市場が金利高の影響で低迷したものの、在庫調整を経て受注が回復に向かった。現地通貨に対する円安の進行も寄与し、欧州の売上収益は10.2%増の983億7900万円となった。中南米やオセアニアの売上収益も大きく伸びた。為替面のプラス効果とともに、輸送コストの低減などもあって原価率が改善した。

 愛三工業<7283>=急動意。トヨタ系自動車部品会社で燃料ポンプや燃料噴射システムを主力商品として展開するほか、電動車制御システムなど電気自動車(EV)シフトに対応した分野への取り組みにも余念がない。30日取引終了後、25年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の160億円から190億円(前期比23%増)に大幅増額した。国内やアジア地域での販売数量増加が収益押し上げに寄与している。また、好業績を背景に株主還元も強化しており、今期年間配当は従来計画の56円に7円上乗せした63円に増額しており、これに伴い配当利回りは前日終値換算で4.8%まで高まった。これらを好感する形で上値を見込んだ投資資金を呼び込んでいる。

 ハイパー<3054>=ストップ高で新値街道再突入。ここ下値を模索していたが、きょうは大口の買い注文で急速にリバウンドに転じている。企業向けにパソコンやオフィス用品などの販売を行うほか、LAN配線などネットワークインフラの設置保守業務も手掛けている。30日取引終了後に24年12月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の1億5200万円から2億5000万円(前期比2.1倍)と倍増見通しに大幅増額しており、これがポジティブサプライズとなった。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。



出所:MINKABU PRESS

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