【市況】<マ-ケット日報> 2025年1月15日
15日の市場は日経平均が小幅ながらも5日続落。終値は前日比29円安の3万8444円だった。米国株の上昇に加え前日に700円以上も下げた反動が出て300円ほど高く始まった。しかし、買い一巡後の10時過ぎには早くもマイナス圏に落ちるなど弱さを露呈。トランプ次期米大統領の政策が不透明で、さらに長期金利が高止まりしている状況もあり買いにくさは依然として残る。その後は再度プラス圏に戻すも上値の重さは20日のトランプ大統領就任まで続くかもしれない。
昨日の米国市場はインフレ指標の落ち着きを好感してダウ平均は続伸した。この日発表された12月の卸売物価指数の上昇率が事前予想を下回りインフレに対する過度な懸念が後退した。ダウ平均が直近で昨年11月上旬以来の安値を付けていた値頃感も働いたようだ。もっとも、15日発表予定の消費者物価指数を見極めたい雰囲気もあり伸び悩む場面も。ハイテク株の多いナスダック指数は小幅ながらも5日続落と弱さを残している。
さて、東京市場は外部環境が依然として不透明でなかなか目立った反発に転じることができないが、日経平均が昨年10月から続く下値3万8000円、上値4万円のボックス圏の下限に接近してきたことで、一段と売り込む雰囲気は薄れつつある。200日移動平均線(3万8684円)を割ってはいるが一段安となる様子はない。トピックスは5日ぶり反発で今後は徐々に下値を固める流れかもしれない。(ストック・データバンク 編集部)
昨日の米国市場はインフレ指標の落ち着きを好感してダウ平均は続伸した。この日発表された12月の卸売物価指数の上昇率が事前予想を下回りインフレに対する過度な懸念が後退した。ダウ平均が直近で昨年11月上旬以来の安値を付けていた値頃感も働いたようだ。もっとも、15日発表予定の消費者物価指数を見極めたい雰囲気もあり伸び悩む場面も。ハイテク株の多いナスダック指数は小幅ながらも5日続落と弱さを残している。
さて、東京市場は外部環境が依然として不透明でなかなか目立った反発に転じることができないが、日経平均が昨年10月から続く下値3万8000円、上値4万円のボックス圏の下限に接近してきたことで、一段と売り込む雰囲気は薄れつつある。200日移動平均線(3万8684円)を割ってはいるが一段安となる様子はない。トピックスは5日ぶり反発で今後は徐々に下値を固める流れかもしれない。(ストック・データバンク 編集部)