【市況】米国株見通し:伸び悩みか、雇用情勢を見極め
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
(11時30分現在)
S&P500先物 6,061.00(-0.75)
ナスダック100先物 21,213.75(-4.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は50ドル安。米金利は下げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。
2日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは序盤の堅調を維持し続伸、ダウは下げ幅縮小も128ドル安の44782ドルと反落で引けた。今月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げが期待され、長期金利の上昇抑制を背景にハイテク関連が選好された。この日発表されたISM製造業景況感指数は50を下回ったが、予想よりも強く買い材料に。ただ、トランプ次期政権の関税強化の影響も懸念され、調整売りも続いた。
本日は伸び悩みか。連邦準備制度理事会(FRB)当局者は今月開催のFOMCで緩和的政策に前向きな見解を示しており、引き続き買いが入りやすい。長期金利の上昇が抑制されればハイテク買いも継続し、相場を牽引しそうだ。また、ブラックフライデーで力強い消費が見込まれ、堅調地合いを維持する見通し。ただ、今晩のJOLTS求人件数は前回を上回ると予想される。想定通りなら今週末の雇用統計改善の思惑から、過度な買いを抑える。
《TY》
提供:フィスコ