【材料】<動意株・6日>(前引け)=イトーキ、クラウドW、フジミインコ
イトーキ <日足> 「株探」多機能チャートより
クラウドワークス<3900>=もみ合い上放れる。同社は5日の取引終了後、24年9月期の連結決算発表にあわせ、25年9月期の業績予想を開示した。今期の売上高予想は前期比30.0%増の222億4700万円、営業利益予想は同20.0%増の16億800万円とした。加えて、株主優待制度に関する発表も行った。フリーランスや副業者の活用やDXの推進による業務の効率化への需要拡大が見込まれるなかで、企業の生産性を向上させるソリューションの提供により事業の成長を図る方針。経常利益と最終利益の予想は未定とした。同社は今年8月に上場10周年記念株主優待の実施を発表。300株以上を保有する株主に対し、今年12月末日を基準日としてQUOカード1万5000円分を贈呈するといった内容だった。今回の発表では300株以上を1年以上保有する株主に対し、25年12月末日を基準日としてQUOカードを1万円分贈呈するというもの。中長期的に株式を継続保有してもらうことを目的とする。
フジミインコーポレーテッド<5384>=大幅高。半導体を製造する際の研磨製品大手である同社は5日の取引終了後に25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比21.3%増の307億4600万円、最終利益は同29.4%増の43億7000万円となった。7~9月期の最終利益は同48%増だった。堅調な業況を好感した買いが集まったようだ。シリコンウェハー向け製品では顧客の稼働状況の回復に伴い売上高が増加。原材料価格の上昇分を製品価格に転嫁した影響も現れた。CMP製品では先端ロジックデバイスやメモリー向けの販売が伸長。ハードディスク基板向け製品の需要も増加し収益を押し上げた。
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出所:MINKABU PRESS