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【材料】スーパー・マイクロ、時間外で12%の大幅安 暫定決算を公表 不正の証拠なしと結論=米国株個別

(NY時間16:51)(日本時間06:51)時間外
スーパー・マイクロ<SMCI> 24.30(-3.40 -12.27%)

 ストレージシステムのスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>が時間外で大幅安。引け後に7-9月期(第1四半期)の暫定決算を発表し、予想を下回る売上高見通しを示した。第2四半期の見通しも公表し、予想を下回る売上高見通しを示している。

 同社は会計操作疑惑が取り沙汰されており、先日、監査法人が同社の監査からの撤退を発表した。それ以来、同社株は更に不安定な値動きが続き、ナスダックの規則にも抵触している。

 これについて同社は声明で「特別委員会が監査法人が提起した初期懸念に基づく調査を完了し、取締役会による不正または違法行為の証拠はない」と結論付けている。独立弁護士主導の3カ月間の調査により、監査委員会が独立して行動し、経営陣または取締役会に不正または違法行為の証拠はないと判明したという。

 なお、年次報告書(10-K)の提出時期は未定とし、ナスダックのコンプライアンス達成にあらゆる手段を講じるとも述べた。

(7-9月・第1四半期暫定)
・1株利益(調整後):0.75~0.76ドル(予想:0.74ドル)
・売上高:59~60億ドル(予想:64.7億ドル)
・粗利益率(調整後):13.3%(予想:12%)
・当座資産:約21億ドル
・負債総額:約23億ドル

(10-12月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.56~0.65ドル(予想:0.80ドル)
・売上高:55~61億ドル(予想:67.9億ドル)

【企業概要】
 エンタープライズデータセンター・クラウドコンピューティング・AI・5G・エッジコンピューティングを含むITインフラ市場に、多様なマザーボード・電源・シャーシなどの製品を提供する。省エネルギーサーバー、ストレージ、IoT、ネットワークスイッチ、ソフトウェアなどの関連サービスも提供。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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