【通貨】英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英追加利下げ後退と日銀の政策維持で
■弱含み、日英金利差縮小の思惑残る
今週のポンド・円は弱含み。米ドル高円安の進行を受けてポンド・円は一時196円に接近した。しかしながら、自民党総裁で金融緩和の継続に慎重な石破氏が当選し、日本銀行による金融正常化の方針は維持され、日英金利差縮小の思惑が広がったことからリスク選好的なポンド買い・円売りは週末前に縮小した。取引レンジ:190円02銭-195円97銭。
■下げ渋りか、英追加利下げ後退と日銀の政策維持で
来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行よる早期追加利下げ観測は後退したが、英国経済の減速が引き続き警戒されており、ポンドは買いづらい展開となりそうだ。一方、日本銀行による追加利上げの時期は年明け以降とみられ、対円でのポンド売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・9月30日:4-6月期国内総生産改定値(速報値:前年比+0.9%)
予想レンジ:188円00銭-192円00銭
《FA》
提供:フィスコ