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【注目】7月の米小売売上高、個人消費の底堅さ示す 大幅利下げ期待は大きく後退

*米小売売上高(7月)21:30
結果 1.0%
予想 0.4% 前回 -0.2%(0.0%から修正)(前月比)
結果 0.4%
予想 0.1% 前回 0.5%(0.4%から修正)(自動車除くコア・前月比)

 米商務省がこの日発表した7月の米小売売上高は前月比1.0%増と予想を上回る大幅な伸びを示し、物価や借入コストの高騰にもかかわらず、消費の底堅さを示す結果となった。自動車とガソリンスタンドを除いた売上高も0.4%増と予想を上回った。

 13のカテゴリーのうち10で増加が見られ、自動車販売は6月に自動車ディーラーへのサイバー攻撃による大幅減から回復。また、電子機器や家電製品も堅調な伸びを示した。eコマースの売上高は緩やかな増加に留まったが、これはアマゾン<AMZN>のプライムデーや、ウォルマート<WMT>、ターゲット<TGT>などがプロモーションで大幅な値引きが行ったことが反映された。

 今回の結果を受けて、9月の利下げ期待は温存されているものの、0.50%の大幅利下げについては可能性を大きく後退させている。短期金融市場での大幅利下げの確率は25%程度まで低下。

 一方、米家計の貯蓄はほぼ底をつき、賃金上昇も鈍化していることから、米消費者のクレジットカードやその他のローンの利用が増えている。支払いが滞る人も増えており、個人消費の持続可能性については疑問も投げかけられているようだ。


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