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【市況】800円超の下落から切り返す荒い値動きに/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 35148.10 (+58.48)
TOPIX  : 2493.10 (+3.89)


[後場の投資戦略]

 長期金利の指標となる10年物国債利回りは0.895%と小幅ながら上昇している。5日に0.750%まで低下した後は乱高下となっていたが、ようやく落ち着きを取り戻した。昨日の内田眞一日銀副総裁のハト派発言を受けて、7月31日以降の市場の動揺は沈静化しつつある。日銀はわずか1週間で「タカ派」から「ハト派」に転換したわけだが、「物価の好循環が今後も物価を押し上げるとし、個人消費は堅調な推移」といった見方も今後変わる可能性はある。日銀への信認が低下したことに伴う外国人投資家による日本株売りの懸念は払しょくできていないことから、先物主導による値幅の大きい荒い値動きはしばらく続きそうだ。後場の東京市場も荒い値動きとなろう。
《AK》

 提供:フィスコ

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