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【市況】日経VI:小幅に低下、株価上昇だが警戒感の緩和は限定的

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は26日、前日比-0.05(低下率0.31%)の16.13と小幅に低下した。なお、高値は16.40、安値は16.02。今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まり、午後は伸び悩んだものの概ね下値の堅い動きとなった。一方、米国で今晩、米連邦準備制度理事会(FRB)が重視するとされるPCE価格指数が発表されることから、これに対する警戒感が意識された。また、欧州政治不安や為替介入への警戒感もあり、今日は日経225先物が堅調だった割にはボラティリティーの高まりを警戒するムードの緩和は限定的で、日経VIは概ね昨日の水準近辺で推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

《SK》

 提供:フィスコ

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