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【市況】東証グロース市場250指数先物見通し:売り買い交錯へ

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

本日の東証グロース市場250指数先物は、利益確定により売り買いが交錯する展開を想定している。前日27日の米国市場のダウ平均は36.26ドル高の39164.06ドル、ナスダック指数は53.53pt高の17858.68ptで取引を終了した。マイクロンやウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなど、冴えない企業決算が投資家心理を冷やした。FRBが重視する5月PCE価格指数の発表を控え様子見姿勢が続いているが、エヌビディアなど半導体銘柄が売られた。一方、前日にアマゾンやアップルなど大手ハイテク株には買いが続き、相場を支えた。本日の東証グロース市場250指数先物は、利益確定により売り買いが交錯する展開を想定している。5月8日の戻り高値659ptや75日移動平均線(6月27日現在:655.3pt)を上抜けたものの、日足のストキャスティクスが買われ過ぎを示唆しているなど、短期的な過熱感は否めず、週末要因も重なって短期資金による売り圧力上昇が見込まれる。本日新規上場のロゴスHD<205A>は、想定時価総額89.5億円だが、全体の需給に対する影響は限定的と思われる。8時30分に発表される5月の有効求人倍率や鉱工業生産指数にも留意したい。上値のメドは670pt、下値のメドは650ptとする。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比1pt高の660ptで終えている。
《TY》

 提供:フィスコ

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