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【市況】株価指数先物【昼】 13週線水準で下げ渋る動き


 日経225先物は11時30分時点、前日比330円安の3万8850円(-0.84%)前後で推移。寄り付きは3万8900円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8905円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。その後は3万8820円~3万8940円辺りでの保ち合いが続き、終盤にかけては一時3万8800円まで売られる場面もみられた。

 日経225先物は、75日移動平均線(3万8950円)水準で上値を抑えられた半面、13週線(3万8810円)水準では下げ渋る動きとなった。日経平均株価はファーストリテイリング <9983> [東証P]の下げが重荷となる一方で、TDK <6762> [東証P]、日東電工 <6988> [東証P]、ディスコ <6146> [東証P]などハイテク株の一角が買われており、下支えする形である。米連邦公開市場委員会(FOMC)および5月の消費者物価指数(CPI)の発表を控え、ポジションを傾けてくる動きは限られそうだが、13週線での底堅さが意識されてくるようだと、ややショートカバー狙いの動きもありそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.09倍と横ばいで推移している。一時14.12倍に切り上がり、14.13倍に位置する200日線に接近する場面もみられた。同線を突破してくるようだと、NTショートを巻き戻す動きが強まりそうだが、米国の重要イベント通過後になりそうである。

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