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【材料】AT&Tが決算を発表 株価は上下動=米国株個別

(NY時間13:40)(日本時間02:40)
AT&T<T> 16.75(+0.25 +1.53%)

 AT&T<T>が取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。ポストペイド型携帯加入者数の伸びが予想を上回ったほか、解約率も0.72%と過去最低を記録した。

 スタンキーCEOの下、同社はメディア関連事業を売却し、長年の中核事業である通信サービスの提供に焦点を絞った。同CEOは第1四半期の業績について「力強い成長が続いている。顧客はAT&Tを選び、AT&Tに留まってくれている」と述べていた。ライバルのベライゾン<VZ>が携帯加入者を減らした四半期に、同社は電話とブロードバンドの顧客を増やした。

 同社は昨年8月に導入したインターネット・エアのサービスの顧客数が11万人に達したと報告。このワイヤレス技術は固定回線ではなく、電波を使って家庭や企業の機器に信号を送る。デスロッシュCFOは「今回の増加でインターネット・エアの顧客数は20万人を超えた」と述べている。固定ワイヤレスと呼ばれるこの技術は、業界全体における最近のブロードバンド加入者増のほぼすべてを占めている。

 株価は上下動。序盤は決算を受けて買いが先行したものの、その後は伸び悩み下げに転じていた。ただ、再びプラス圏に浮上する展開。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.55ドル(予想:0.53ドル)
・売上高:300億ドル(予想:305億ドル)
・EBITDA(調整後):110億ドル(予想:109億ドル)
・FCF:31億ドル(予想:24.6億ドル)
・ポストペイド型ワイヤレス:+38.9万件(予想:+41.6万件)
・ポストペイド型携帯加入増加数:+34.9万件(予想:+30.3万件)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):2.15~2.25ドル(予想:2.21ドル)
・EBITDA(調整後):+3%
・FCF:170~180億ドル(予想:173.7億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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