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【材料】ビザが決算受け上昇 米国でのカード支出が増加=米国株個別

(NY時間10:11)(日本時間23:11)
ビザ<V> 279.75(+5.64 +2.06%)

 ビザ<V>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を上回った。取扱総額も予想を上回っている。

 米国でのカード支出が増加した。米国は同社の経常収益の40%以上を占めるが、クレジットカードの利用額が前年比6.2%増加。一方、全世界の決済件数は8%増加し、総取引件数も11%増加している。なお、ガイダンスは従来の通期見通しを維持。

 マキナニーCEOは「引き続き消費者の決済と新たなフローにおける数兆ドル規模のビジネスチャンス、そして世界中の顧客とのパートナーシップの継続的深化に注力していく」と述べていた。

 アナリストは「同社株に対するセンチメントがネガティブで、投資家のポジションは圧倒的にショートだった。その意味でも第1四半期の決算は、安堵のため息をつきながら株価を上昇させることを期待させる」と述べている。一方「下半期の売上高が上半期と同水準になるには、4月の緩めの数字はハードルになる可能性がある」とも語った。

(1-3月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.51ドル(予想:2.44ドル)
・経常収益:87.8億ドル(予想:86.2億ドル)
・取扱総額:555億ドル(予想:549億ドル)
・総支払額:3.17兆ドル(予想:3.20兆ドル)
・処理件数:+11%

(4-6月・第3四半期見通し)
・1株利益:2桁台前半の上限の伸び
・経常収益:2桁台前半の伸び

(通期見通し)
・1株利益:10%台前半の伸びを維持
・経常収益:2桁台前半の伸びを維持

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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