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【市況】東京株式(前引け)=反落、様子見ムードも下げ幅限定的

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 28日前引けの日経平均株価は前営業日比47円53銭安の3万9191円99銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は9億6731万株、売買代金概算は2兆4836億円。値上がり銘柄数は966、値下がり銘柄数は629、変わらずは56銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は総じて利益確定売りが優勢となり、日経平均株価は3万9000円台前半で売り物をこなす展開となった。前日の米国株市場でNYダウが続落したことを受け見送りムードに。29日に発表される1月の米PCEデフレーターを前に積極的に上値を買い進む動きはみられない。ただ、下値では押し目買い需要が活発で下げは小幅にとどまっている。電力株や石油株などエネルギー関連が高いほか鉄鋼などのバリュー株にも買いが入った。値上がり銘柄数が値下がりを上回り全体の6割近くを占めている。

 個別では三井E&S<7003>が商いを膨らませ急伸をみせたほか、東京電力ホールディングス<9501>も活況高。TOWA<6315>が大幅高となり、野村マイクロ・サイエンス<6254>の上げ足も目立つ。ディー・エヌ・エー<2432>はストップ高カイ気配。ケアネット<2150>も値を飛ばした。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが利食われ、ソフトバンクグループ<9984>も軟調。三菱重工業<7011>が値を下げ、任天堂<7974>も売りに押された。サイボウズ<4776>が急落、バロックジャパンリミテッド<3548>も大幅安。オムロン<6645>の下げも目を引く。

出所:MINKABU PRESS

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