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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ディーエヌエ、日本KFC、東電HD

ディーエヌエ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ディー・エヌ・エー <2432>  1,527円  +300 円 (+24.5%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 ディー・エヌ・エー<2432>はストップ高。ポケモン(東京都港区)は27日、スマートフォン向けカードゲームアプリ「ポケモントレーディングカードポケット」を2024年内に配信すると発表した。ディーエヌエは開発企業として名を連ねており、収益面でのポジティブな影響を期待した買いが集まったようだ。同アプリはポケモンカードを手軽にコレクションできるアプリ。ディーエヌエはポケモンカードゲームの開発元であるクリーチャーズ(東京都千代田区)とともに開発を進める。

■日本KFC <9873>  4,335円  +700 円 (+19.3%) ストップ高   11:30現在
 日本KFCホールディングス<9873>がストップ高の水準となる前営業日比700円高の4335円に買われた。4000円台に乗せるのは1991年以来となる。日本経済新聞電子版が28日、「三菱商事が『ケンタッキーフライドチキン』を運営する日本KFCホールディングスの全保有株式を売却する検討を始めたことが28日、わかった」と報じた。日本KFCに約35%出資する三菱商事<8058>は、近く売却先を決めるための1次入札を実施し、外資系ファンドのほか外食大手が応札するもようだとしている。日本KFCに対してはファンド主導による収益性の更なる改善や、外食大手との相乗効果による事業の成長への期待が膨らむ形となり、買いが集まったようだ。報道によると、売却額は数百億円規模になる見通し。三菱商は資産の入れ替えを進めており、売却により収益力の強化につなげるとしている。

■海帆 <3133>  1,357円  +103 円 (+8.2%)  11:30現在
 海帆<3133>が急反発し、高値を更新した。28日午前9時10分、同社グループがネパール政府の協力と海外の金融機関・電力建設会社の支援のもと、同国内に8つの水力発電所を建設するプロジェクトを推進し、電力を供給するといった複数の中国メディアの報道を受け、コメントを発表した。海帆は報道について「当社が発表したものではない」としたうえで、ネパールでの水力発電設備に関する事業については現地企業や中国の建設会社と協議しているとし、今後本格的な協議を行うため、28日の取締役会にて「事業推進の決議を行う予定」と表明した。海外での電力事業による収益貢献への思惑から買いが集まったようだ。

■野村マイクロ <6254>  18,700円  +1,170 円 (+6.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率9位
 野村マイクロ・サイエンス<6254>は4連騰、きょうは半導体製造装置の主力銘柄は高安まちまちの展開ながら、同社株への資金流入は続き連日の上場来高値更新となっている。前日までの直近3営業日で3700円以上も水準を切り上げるなど鮮烈な上げ足を示しており、目先筋の利益確定売りも出やすいところだが、なお上値指向が強い。半導体向けを主力とする超純水装置の大手で、世界的な半導体設備投資増強の動きを背景に業績は絶好調に推移、成長期待が強く時価予想PER25倍に割高感は感じられない。一方、株式需給面では複数の外資系証券経由の貸株調達による空売りが高水準であり、その買い戻しが株価に浮揚力を与えているもようだ。

■A&Dホロン <7745>  2,365円  +144 円 (+6.5%)  11:30現在
 A&Dホロンホールディングス<7745>が大幅反発し昨年来高値を更新している。27日の取引終了後、子会社ホロンが東京都立川市に半導体関連装置の新工場を建設すると発表しており、好材料視されている。投資総額は37億7000万円の予定で、25年12月に竣工を予定している。更なる需要の増加に対応し安定的な生産体制を確立するほか、新工場建設により本社工場内の開発スペースを拡充することで、次世代装置などの新製品開発を促進するのが狙い。なお、24年3月期業績への影響は軽微としている。

■東電HD <9501>  840.1円  +47.3 円 (+6.0%)  11:30現在
 東京電力ホールディングス<9501>が商いを急増させ大幅高、一時6%を超える上昇で840円台まで上値を伸ばし、昨年12月11日につけた昨年来高値895円を視界に入れつつある。米格付け会社S&Pグローバル・レーティングが27日に同社の格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたことを発表、これをポジティブ視する買いを呼び込んでいる。市場では「S&Pグローバルは、昨年の電気料金値上げや燃料コスト低下に伴い(東電HDの)業績が改善傾向をたどっている点や、国が同社の再建を継続して支援する姿勢に変化がないことを評価しており、買い安心感が浮上したようだ。また、生成AI市場の急拡大に伴って膨大な電力が必要となるので“電力株は全般買い”というロジックも働いている」(ネット証券アナリスト)という。

■ミライト・ワン <1417>  1,859円  +88 円 (+5.0%)  11:30現在
 ミライト・ワン<1417>が大幅反発している。27日の取引終了後、上限を180万株(発行済み株数の1.93%)、または20億円とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視されている。取得期間は2月28日から4月30日までで、株主還元を充実させるとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にすることが目的という。また、株主優待制度における優待品の選択肢を拡充すると発表した。従来のクオカード、寄付に加えて、電子マネー(Amazon、waon、nanaco、apple)、ミライト・ワン米(5キログラム)を追加する。

■GAテクノ <3491>  1,503円  +41 円 (+2.8%)  11:30現在
 GA technologies<3491>が堅調な動き。午前9時ごろ、台湾に新拠点を設立すると発表しており、好材料視されている。同社は国内だけではなく海外での事業展開にも注力しており、20年には中華圏の不動産投資家向け日本不動産プラットフォーム「神居秒算」事業を取得。また、22年にはタイで外国人駐在員向け不動産賃貸仲介事業トップシェアを有するディアライフ社を経営統合している。今回、台湾に新たな拠点を設立することで、中華圏における既存事業とのシナジーを強め、ネット不動産のグローバル展開を一層加速させるとしている。なお、新拠点設立が完了すると、同社のネットワークは6つの国と地域の計53拠点になるとしている。

■INPEX <1605>  1,991円  +1 円 (+0.1%)  11:30現在
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が堅調。27日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限が前日比1.29ドル高の1バレル=78.87ドルと上昇した。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成される「OPECプラス」は、自主減産を第2四半期(4~6月)まで延長し、原油価格を下支えすることを検討していると一部で報じられたことが、WTI価格の上昇要因となった。場合によっては年末までの延長もあり得るという。

■フラベッドH <7840>  1,320円  -15 円 (-1.1%)  11:30現在
 フランスベッドホールディングス<7840>は小幅安。27日の取引終了後、ユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行し50億円を調達すると発表した。同時に調達資金の一部を用いた自社株買いの実施も公表しており、下げは限定的となっている。同債は満期償還日が29年3月の5年債。転換価格は前日終値を5.02%上回る1402円で決まった。調達資金は、設備投資やM&A、それに自社株買いなどに充当する。同社はこの日の午前8時45分、149万8100株(約20億円)を東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において1株1335円で買い付けることを明らかにしている。

■メディアリンクス <6659>  81円  +21 円 (+35.0%)  11:30現在
 メディアリンクス<6659>が続急騰している。この日の寄り前に、中南米地域における販売パートナーとしてブラジルのラインアップ社とパートナー契約を締結したと発表しており、好材料視されている。ラインアップ社は、放送市場で30年以上の実績を持つシステムインテグレーター。今回のパートナー契約締結によりラインアップ社は、メディアLのIPメディアプラットフォーム「Xscend」をはじめ、IPメディアゲートウェイ「MDP3020」シリーズ、IPスイッチ「MDXシリーズ」などメディアLの全てのIPメディア伝送ソリューションを放送局、通信事業者及びオーディオビジュアル市場に対して提供するとしている。

■ジィ・シィ企画 <4073>  854円  +150 円 (+21.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ジィ・シィ企画<4073>はストップ高カイ気配。27日の取引終了後、トランザクション・メディア・ネットワークス<5258>との資本・業務提携を発表しており、今後の展開を期待した買いが膨らんでいる。決済事業領域で両社のサービス・機能を組み合わせ、顧客への提案力強化や業務効率化を図る。また、将来的に金融やマーケティング事業領域での新サービスの開発なども目指す。TMNはジィ・シィの主要株主から株式を取得し、議決権ベースで14.90%を握る見通し。

■マツモト <7901>  3,255円  +500 円 (+18.2%) ストップ高   11:30現在
 マツモト<7901>はストップ高。27日取引終了後、第1~3回新株予約権の発行で約8億円を調達すると発表した。希薄化率は議決権ベース(2023年10月末時点)で最大19.16%。調達資金は既存事業のほか、新規事業の強化に充てる。新規事業ではWeb3ゲームやNFTマーケットプレイスなど、NFT事業への投資を進める構えだ。この発表を受け、NFT事業に期待する見方が広がり買い優勢となっている。

■エキサイト <5571>  1,020円  +150 円 (+17.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 エキサイトホールディングス<5571>がストップ高の1020円水準でカイ気配となっている。27日の取引終了後に、24年3月期の期末配当で初配当60円(普通配当30円、記念配当30円)を実施すると発表したことが好感されている。従来予想は無配だった。なお、25年3月期以降も安定的かつ持続的な配当を行うとしている。

■DNAチップ研究所 <2397>  1,021円  +150 円 (+17.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 DNAチップ研究所<2397>が買い人気を集めている。27日の取引終了後、「肺がんコンパクトパネルDxマルチコンパニオン診断システム」の7遺伝子版の保険適用と検査開始を発表。これが材料視されている。2月28日から保険算定が開始となり、3月1日から大手検査センター3社からの検査受け付けを始める。現在の4遺伝子での検査数は順調に推移し採用施設数も計画を上回るスピードで導入が進みつつあり、今回の7遺伝子での保険適用により新規医療機関での導入が更に加速すると考えられるという。

●ストップ高銘柄
 AppBank <6177>  203円  +50 円 (+32.7%) ストップ高   11:30現在
 i-plug <4177>  1,537円  +300 円 (+24.3%) ストップ高   11:30現在
 山大 <7426>  4,005円  +700 円 (+21.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 グッドライフカンパニー <2970>  4,230円  +700 円 (+19.8%) ストップ高   11:30現在
 フォーサイド <2330>  535円  +80 円 (+17.6%) ストップ高   11:30現在
 など、13銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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