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【材料】ソニーGが今期最終益予想を引き上げ、金融子会社の上場準備開始へ

ソニーG <日足> 「株探」多機能チャートより
 ソニーグループ<6758>は14日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益予想を8800億円から9200億円(前期比8.5%減)に引き上げた。同時に、未定としていた期末配当予想は45円とし、完全子会社のソニーフィナンシャルグループ(SFGI)の上場に向けた具体的な準備を始めると公表した。

 今期の売上高の見通しは1000億円減額し、12兆3000億円(前期比12.1%増)に修正した。ゲーム・ネットワークサービス分野での売上高予想を2100億円減額した。一方、金融分野ではソニー生命における運用益が増加。ソニーペイメントサービスの一部株式の譲渡による影響もあって収益が上振れする。年間配当予想は85円(前期比10円増配)となる。

 ソニーGはSFGIについて、25年5月に取締役会でパーシャル・スピンオフの実行に向けた決議を行い、同年10月に上場させる予定。保有するSFGI株の80%超を現物配当によりソニーGの株主に分配する計画。ソニーGはこれまでスピンオフの検討を進めてきたが、経済産業大臣より産業競争力強化法に基づく事業再編計画の認定を受けたことを踏まえ、具体的な準備に入る。

出所:MINKABU PRESS

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