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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):東応化、楽天銀、大倉工

東応化 <日足> 「株探」多機能チャートより
■東京応化工業 <4186>  4,051円  +382 円 (+10.4%)  本日終値
 13日に決算を発表。「今期経常は14%増益、前期配当を4円増額・今期は実質増配」が好感された。
 東京応化工業 <4186> [東証P] が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期の連結経常利益は前の期比21.7%減の242億円になったが、24年12月期は前期比14.2%増の277億円に伸びる見通しとなった。同時に、前期の年間配当を164円→168円(前の期は160円)に増額し、今期は58円とし、12月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は3.6%増配とする方針とした。
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■楽天銀行 <5838>  2,538円  +228 円 (+9.9%)  本日終値
 楽天銀行<5838>が続急騰。13日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を修正し、最終利益予想を19億3700万円増額して334億8700万円(前期比20.9%増)に引き上げた。最高益予想を上乗せする形で修正したことを受けて見直し買いが集まり、銀行セクターのなかで逆行高を演じている。今期の経常収益予想は12億6500万円増額して1361億1400万円(同13.0%増)に上方修正した。資金運用収益が拡大し、経営効率も向上した。4~12月期の進捗状況を踏まえて業績予想を見直した。

■大倉工業 <4221>  3,210円  +233 円 (+7.8%)  本日終値
 13日に決算を発表。「今期経常は11%増で7期ぶり最高益更新へ」が好感された。
 大倉工業 <4221> [東証P] が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期の連結経常利益は前の期比26.7%増の54.1億円になり、24年12月期も前期比10.8%増の60億円に伸びを見込み、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
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■パンパシHD <7532>  3,655円  +265 円 (+7.8%)  本日終値
 13日に決算を発表。「今期経常を一転14%増益に上方修正・最高益更新へ」が好感された。
 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> [東証P] が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。24年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は前年同期比28.6%増の736億円に伸び、従来の2.1%減益予想から一転して増益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の1074億円→1260億円(前期は1109億円)に17.3%上方修正し、一転して13.5%増益を見込み、15期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
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 同時に発表した「1月既存店売上高は5.5%増」も買い材料。
 1月既存店売上高は5.5%増。

■SECカーボン <5304>  3,010円  +208 円 (+7.4%)  本日終値
 SECカーボン<5304>が3連騰で18年11月以来約5年3カ月ぶりの高値水準となった。13日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を66億円から99億円(前期比52.5%増)へ、純利益を47億円から70億円(同29.6%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を34円から66円へ引き上げたことが好感された。国内外における粗鋼生産の伸び悩みで人造黒鉛電極の需要が低迷していることから、売上高は378億円から366億円(前期比20.4%増)へ下方修正したが、原料や電力の価格が想定よりも抑えられたことや、円安による輸出の採算性向上が利益を押し上げる見通しだ。なお、同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)決算は、売上高262億1000万円(前年同期比30.8%増)、営業利益77億7300万円(同91.0%増)、純利益58億6400万円(同72.2%増)だった。

■ispace <9348>  1,043円  +57 円 (+5.8%)  本日終値
 13日に決算を発表。「今期経常を赤字縮小に上方修正」が好感された。
 ispace <9348> [東証G] が2月13日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は45.9億円の赤字(前年同期は97.1億円の赤字)に赤字幅が縮小した。併せて、通期の同損益を従来予想の82.9億円の赤字→71.4億円の赤字(前期は113億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
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■フィックスターズ <3687>  1,746円  +95 円 (+5.8%)  本日終値
 フィックスターズ<3687>が全体地合い悪のなか4連騰、大陽線を示現し今月9日につけた昨年来高値1752円を上抜き新値街道に復帰した。時価は2019年8月以来4年半ぶりの高値水準に浮上した。ソフトウェアを高速化させる技術で強みを持ち、量子コンピューティング分野では先駆的存在。AI画像診断やエッジAI、AIコードレビューなどにも傾注している。業績も成長トレンド入りが鮮明で24年9月期営業利益は前期比10%増の23億円予想とピーク利益更新が続く見通しだ。投資運用会社のグッドハートパートナーズ・エルエルピーが純投資目的で同社株を一貫して買い増しており、直近2日現在で保有株比率を8.69%まで高めている。

■アイティフォー <4743>  1,325円  +71 円 (+5.7%)  本日終値
 13日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が24%増益で着地・10-12月期も73%増益」が好感された。
 アイティフォー <4743> [東証P] が2月13日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比24.4%増の27.7億円に伸び、通期計画の34.6億円に対する進捗率は80.1%に達し、5年平均の61.0%も上回った。
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■シチズン時計 <7762>  1,046円  +56 円 (+5.7%)  本日終値
 13日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が12%増益で着地・10-12月期も32%増益」が好感された。
 シチズン時計 <7762> [東証P] が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比12.4%増の274億円に伸び、通期計画の285億円に対する進捗率は96.4%に達したものの、5年平均の104.5%を下回った。
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■マブチモーター <6592>  2,695円  +85.5 円 (+3.3%)  本日終値
 マブチモーター<6592>が後場にプラスに転じた。14日、取得総数200万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.6%)、取得総額30億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。あわせて23年12月期の連結決算を開示。為替差益の発生に伴う営業外収益の計上により、経常利益は前の期比20.1%増の257億9000万円と減益計画から一転、増益で着地した。24年12月期の年間配当は実質増配の計画となっており、これらを評価した買いが株価を押し上げた。24年12月期の経常利益は前期比21.3%減の203億円を計画。年間配当予想は76円と、株式分割を考慮したベースで同1円の増配とする。今期から配当金算定基準を株主資本配当率(DOE)ベースへ変更。DOE3.0~4.0%を目安に、キャッシュ・フローや事業環境などを総合的に勘案して配当を決める。加えて、マブチは3月28日開催の定時株主総会において、自己株式取得に関する株主提案に反対すると発表した。同社は株式総数940万5700株、総額220億円を上限に自社株買いの実施を求める株主提案を受けていた。

■unerry <5034>  2,570円  +500 円 (+24.2%) ストップ高   本日終値
 unerry<5034>がストップ高まで買われた。同社は13日取引終了後、24年6月期第2四半期累計(23年7~12月)の単独営業損益が3400万円の赤字(前年同期は3600万円の赤字)になったと発表。ただ、10~12月期に限れば1200万円の黒字(前年同期は600万円の赤字)に浮上していることが好感されたようだ。第2四半期累計の売上高は前年同期比20.7%増の11億4800万円、10~12月期は前年同期比31.3%増の6億5800万円で着地。顧客単価を維持しながらリカーリング顧客数(4半期以上連続で取引のある顧客企業、及び直近3カ月以上連続で取引のある新規顧客企業)が順調に伸びたことが寄与した。なお、通期業績予想については売上高28億9800万円(前期比39.6%増)、営業利益1億1700万円(同3.3倍)とする従来見通しを据え置いている。

■ファーストA <5588>  2,216円  +400 円 (+22.0%) ストップ高   本日終値
 ファーストアカウンティング<5588>がストップ高。昨年9月下旬に東証グロース市場に新規上場したニューフェースで、人工知能(AI)技術を活用して経理業務の自動化を担うビジネスを展開する。同社が提供する経理AIソリューションサービス「Robota」シリーズや、請求書処理AIプラットフォーム「Remota」が企業の旺盛なデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要をとらえ業績を牽引。また、昨年10月に導入されたインボイス制度が同社の活躍機会を高めている。そうしたなか、13日取引終了後に発表した24年12月期業績予想は売上高が前期比34%増の16億5300万円、営業利益が同33%増の1億6700万円と大幅な伸びを見込んでおり、これを材料視する形で投資資金が集中した。


●ストップ高銘柄
 マイネット <3928>  355円  +80 円 (+29.1%) ストップ高   本日終値
 ソケッツ <3634>  1,412円  +300 円 (+27.0%) ストップ高   本日終値
 アイビス <9343>  2,275円  +400 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値
 など、32銘柄

●ストップ安銘柄
 ブティックス <9272>  1,138円  -300 円 (-20.9%) ストップ安   本日終値
 日本ホスピス <7061>  1,983円  -500 円 (-20.1%) ストップ安   本日終値
 アルファクス <3814>  426円  -100 円 (-19.0%) ストップ安   本日終値
 ブシロード <7803>  370円  -80 円 (-17.8%) ストップ安   本日終値
 エスケーエレ <6677>  3,260円  -700 円 (-17.7%) ストップ安   本日終値
 など、12銘柄

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