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【市況】株価指数先物【昼】 ボリンジャー+1σ水準では強弱感が対立


 日経225先物は11時30分時点、前日比250円高の3万6370円(+0.69%)前後で推移。寄り付きは3万6440円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万6410円)にさや寄せする格好から、買いが先行して始まった。寄り付き直後に付けた3万6490円を高値に軟化し、中盤にかけて3万6190円まで上げ幅を縮める場面も見られた。ただし、その後は再びリバウンド基調が強まり、終盤にかけては3万6300円後半で推移している。

 日経225先物は、米国市場の上昇の流れを受けて、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買い先行で始まり、日経平均型を押し上げる格好となったが、アドバンテスト <6857> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]などが買い一巡後に下落に転じたことで、先物市場では持ち高調整のほか、短期的なショートを誘う格好となった。決算発表がピークを迎えるほか、日経225先物はボリンジャーバンドの+1σ(3万6420円)をキープできなかったことで、積極的なロングは限られた格好だろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.20倍に低下した。一時14.25倍を付ける場面も見られたが、値がさハイテク株の一角が下落に転じた影響から、14.20倍で推移する25日移動平均線を下回ってきた。

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