日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
22日の東京株式市場は引き続きリスクオンの地合いが続き、日経平均株価は3万6000円台前半での強調展開が見込まれる。前週末の欧州株市場は主要国の株価指数が高安まちまちとなったが、米国株市場では半導体関連株が全体相場を牽引し、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅続伸となった。また、機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は約2年ぶりに史上最高値をつけた。画像処理半導体大手のエヌビディア<
NVDA>が4%超の上昇で上場来高値を更新、生成AI市場の拡大を背景とした半導体株物色の中核銘柄として在感を際立たせている。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も4%高と急騰した。東京市場にもこの流れが波及し、米国の強気相場を引き継いで半導体関連などを中心に上昇相場が続きそうだ。日経平均は前週末に一時3万6000円台を回復し、終値ではわずかに大台替えは果たせなかったものの500円近い上昇で約34年ぶりの高値を更新した。きょうも目先筋の利益確定売り圧力を吸収して新値街道を走る展開が想定される。
19日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比395ドル19セント高の3万7863ドル80セントと大幅続伸。ナスダック総合株価指数は同255.320ポイント高の1万5310.968だった。
日程面では、きょうは12月の主要コンビニエンスストア売上高など。海外では1月の中国最優遇貸出金利、12月の米景気先行指標総合指数など。
出所:
MINKABU PRESS