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【市況】株価指数先物【昼】 上に残す形での幻の225となり、センチメントは悪化


 日経225先物は11時30分時点、前日比720円安の3万2140円(-2.19%)前後で推移。寄り付きは3万2470円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2360円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。その後3万2510円まで下げ幅を縮めたものの再び売り優勢となり、中盤にかけては3万2250円から3万2350円辺りでもみ合う動きとなった。しかし、終盤にかけてレンジを下放れると3万2140円まで下落幅を広げた。

 SQ値は概算で3万2639.57円だった。推定金額は日経平均型が173億円、TOPIX型が163億円超の売り越しと推察されている。日経平均株価は一時3万2604.35円を付けた後に軟化しており、SQ値にタッチできなかったことから、上に残す形での幻の225となり、センチメントを悪化させている。日経225先物は弱い値動きのなか、ナイトセッションで付けた安値に接近するトレンドを形成しており、ヘッジ対応のショートの動きが警戒されやすい。そのため、75日移動平均線が位置する3万2230円辺りを上回ってくるかを見極めたいところだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.87倍に低下した。一時13.83倍まで下げた後は下げ渋る動きを見せているが、75日線が位置する13.88倍を上回れないと、NTショート優位の流れになりそうだ。


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