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【市況】株価指数先物【昼】 日米金利差を狙ったポジションのリバランスの動き


 日経225先物は11時30分時点、前日比210円安の3万3210円(-0.62%)前後で推移。寄り付きは3万3460円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3470円)にサヤ寄せする格好から、小幅に上昇して始まった。しかし、直後に付けた3万3470円を高値に軟化し、現物の寄り付き後ほどなくして一時3万3010円まで売られた。売り一巡後は3万3310円まで下落幅を縮める場面も見られたが、終盤にかけては3万3200円水準で推移している。

 日経225先物は小じっかりで始まったが、現物の寄り付き直後から下へのバイアスが強まった。米長期金利が低下し為替市場では1ドル=146円台半ばと円高に振れて推移するなか、これまでの日米金利差を狙ったポジションのリバランスの動きとなったようだ。さらにオプション権利行使価格の3万3500円辺りから、一気に3万3000円まで権利行使価格が切り下がったことから、ヘッジ対応のショートが強まっている。節目の3万3000円水準までの調整を経て、いったんはリバウンド狙いのロングも入りやすいものの、25日移動平均線が位置する3万2720円辺りまでの調整が意識されてくる可能性もあり、慎重姿勢に向かわせそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.05倍に上昇した。引き続き200日移動平均線を挟んだ狭いレンジでの推移を見せており、スプレッド狙いのトレードは手掛けづらい。ただし、日米金利差を狙ったポジションのリバランスが継続するようだと、TOPIX型の売りによりNTロングに振れやすいだろう。


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