【市況】東京株式(前引け)=続落、欧米株全面高もドル安・円高など警戒
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は売り優勢の地合いとなった。前週末の欧州株市場が全面高に買われたほか、米国株市場でも主要株価指数が揃って上昇、NYダウは連日で年初来高値を更新するなど好調だった。しかし、米長期金利低下を背景に外国為替市場でドル安・円高が進行し、東京市場では輸出セクター中心に向かい風となった。日経平均の下げ幅は朝方に一時400円を上回る場面もあったがその後は下げ渋った。
個別ではトヨタ自動車<7203>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも値を下げた。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>なども売りに押された。このほか、日東紡績<3110>、サイバーエージェント<4751>などの下げが目立つ。半面、レーザーテック<6920>が高く、川崎汽船<9107>など海運株の上昇が顕著に。SCREENホールディングス<7735>も高い。トレンドマイクロ<4704>が物色人気となり、セレス<3696>、バリューコマース<2491>が大幅高に買われた。
出所:MINKABU PRESS