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【市況】NY株式:NYダウは83ドル高、強い消費や利下げ期待が支援

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は反発。ダウ平均は83.51ドル高の35,416.98ドル、ナスダックは40.74ポイント高の14,281.76で取引を終了した。

金利動向を睨み、寄り付き後、まちまち。アドビ集計のデータによるとネット通販の大型セール「サイバーマンデー」で1日の売上高として過去最高を記録したことが報じられ、相場を押し上げた。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が利下げの可能性に言及すると、期待感を受けた買いにも拍車がかかり日中高値を更新。しかし、7年債入札が不調に終わると金利先安感が後退し失速した。終盤にかけて上げ幅を縮小し終了。セクター別では自動車・自動車部品、家庭・パーソナル用品が上昇した一方で、保険が下落した。

航空機メーカー、ボーイング(BA)はアナリストの投資判断引き上げで上昇。アプリケーションソフトウエア会社のトウイリオ(TWLO)は物言う投資家、ヘッジファンドのAnsonが同社の株式保有を増やしたことが明らかになり買われた。また、ゲーム販売会社のゲームストップ(GME)は売られ過ぎ観測が広がり、押し目買いに上昇。

半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)は四半期決算で見通しを上方修正したが、運営コストの上昇を警告し売られた。カリフォルニア州北部と中部の公益事業を保有し発電などの調達などを手掛けるPG&E(PCG)は2024年の調整後1株利益見通しが予想を下回り、下落。

取引終了後に決算を発表したクラウドアプリケーションを手掛けるワークデイ(WDAY)は内容が予想を上回り、時間外取引で上昇している。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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