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【市況】株価指数先物【昼】 買い一巡後は想定内のこう着


 日経225先物は11時30分時点、前日比230円高の3万3670円(+0.68%)前後で推移。寄り付きは3万3720円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3770円)にサヤ寄せする格好から、買い優勢で始まった。その後、3万3660円まで上げ幅を縮めたものの、中盤にかけてショートカバーを交えたリバウンド基調が強まり、一時3万3820円まで上げ幅を広げる場面も見られた。ただし、20日に付けた3万3870円を捉えることができず、終盤にかけてはロングの利益確定により、やや上げ幅を縮めている。

 日経225先物は、中盤にかけて3万3820円まで買われた後は、こう着感が強まっている。もっとも、週末要因や24日の米国市場が短縮取引で海外勢のフローは限られるなか、想定されていた値動きだろう。上値の重さを嫌気したポジション圧縮の動きはみられず、反対に底堅さが意識されている。オプション権利行使価格の3万3750円を中心とした上下の権利行使価格3万3625円から3万3875円での推移であり、レンジ下限接近での押し目狙いのスタンスに向かわせよう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.08倍に上昇した。一時14.11倍を付ける場面も見られたが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株では東京エレクトロン <8035> [東証P]が買われる一方で、アドバンテスト <6857> [東証P]は小安く推移しており、方向感が出にくい状況である。ただし、200日移動平均線を上回って推移しており、スタンスとしてはNTロングでのスプレッド狙いになりそうだ。

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