【市況】ダウ平均は500ドル超続伸 利回り低下が支援 12月の利上げなしの見方強まる=米国株概況
NY株式2日(NY時間16:24)
ダウ平均 33839.08(+564.50 +1.70%)
S&P500 4317.78(+79.92 +1.89%)
ナスダック 13294.19(+232.72 +1.78%)
CME日経平均先物 32315(大証終比:+435 +1.35%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は500ドル超の続伸となった。きょうで4日続伸。終始堅調な動きを続け、ほぼ全面高の展開となった。前日の四半期定例入札の規模発表とFOMCの流れを受けて本日も米国債利回りが低下し、米株式市場を支えた。取引開始前に発表になった米新規失業保険申請件数が予想を上回ったこともサポート。
FOMCについては追加利上げの可能性は残したものの、これまでの利上げと足元の利回り上昇の影響を確認したいムードも滲ませていた。短期金融市場では12月の追加利上げはないと見ており、80%の確率で据え置きを予想している。
市場からは「金利のピークアウトや年末の季節的なトレンドが下支えとなり、一段の上昇のハードルは低い」といった声も出ている。また、前日のFOMCに対する市場の反応は年末のラリーに向けた、遅ればせながらのハロウィーンのご褒美だろう」といった声も聞かれた。
決算では、イーライリリー<LLY>が取引開始前に発表。期待の肥満薬「マンジャロ」の売上高が14.1億ドルと予想を上回った。ただ、研究開発費の影響を考慮し、予想を下回る通期1株利益の見通しを示した。株価は発表直後に時間外で売りが強まったが、買い戻されて上げに転じている。
携帯用半導体のクアルコム<QCOM>が上昇。前日引け後に決算を発表していたが、携帯電話業界の過剰在庫がようやく解消されつつあることを示唆した。
ペイパル<PYPL>が決算を受け上昇。取引件数、総取扱高が予想を上回り、通期の1株利益の見通しも上方修正した。
フード・デリバリーサービスのドアダッシュ<DASH>が決算を受け大幅高。EBITDAが予想を上回ったほか、注文件数、マーケットプレイス受注額が予想を上回り、好調な決算となった。
ワクチンのモデルナ<MRNA>が決算を受け下落。同社は来年の売上高見通しを約40億ドルとした。これは来年の売上高が大きく落ち込むことを意味するが、同社は新薬開発に巨額投資を行っている中で、十分な資金を確保できるのか懸念が高まっている。
動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が決算を受け大幅高。EBITDAが予想外の黒字となり、第4四半期のEBITDA見通しも黒字を予想している。
太陽光発電関連のイスラエルのソーラーエッジ・テクノロジーズ<SEDG>が決算を受け下落。欧州での流通チャネルにおける同社の製品在庫が高水準に達している。
情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が決算を受け大幅高。人工知能(AI)関連サービスへの旺盛な需要で4半期連続の黒字となり、過去最高益を記録した。
イーライリリー<LLY> 580.29(+25.83 +4.66%)
クアルコム<QCOM> 117.36(+6.47 +5.83%)
パランティア<PLTR> 17.97(+3.05 +20.44%)
ペイパル<PYPL> 55.06(+3.40 +6.58%)
ドアダッシュ<DASH> 87.79(+11.89 +15.67%)
モデルナ<MRNA> 71.23(-4.97 -6.52%)
ロク<ROKU> 78.05(+18.35 +30.74%)
ソーラーエッジ<SEDG> 72.79(-3.00 -3.96%)
アップル<AAPL> 177.57(+3.60 +2.07%)
マイクロソフト<MSFT> 348.32(+2.25 +0.65%)
アマゾン<AMZN> 138.07(+1.07 +0.78%)
アルファベットC<GOOG> 128.58(+1.01 +0.79%)
テスラ<TSLA> 218.51(+12.85 +6.25%)
メタ・プラットフォームズ<META> 310.87(-0.98 -0.31%)
AMD<AMD> 107.83(-0.21 -0.19%)
エヌビディア<NVDA> 435.06(+11.81 +2.79%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 33839.08(+564.50 +1.70%)
S&P500 4317.78(+79.92 +1.89%)
ナスダック 13294.19(+232.72 +1.78%)
CME日経平均先物 32315(大証終比:+435 +1.35%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は500ドル超の続伸となった。きょうで4日続伸。終始堅調な動きを続け、ほぼ全面高の展開となった。前日の四半期定例入札の規模発表とFOMCの流れを受けて本日も米国債利回りが低下し、米株式市場を支えた。取引開始前に発表になった米新規失業保険申請件数が予想を上回ったこともサポート。
FOMCについては追加利上げの可能性は残したものの、これまでの利上げと足元の利回り上昇の影響を確認したいムードも滲ませていた。短期金融市場では12月の追加利上げはないと見ており、80%の確率で据え置きを予想している。
市場からは「金利のピークアウトや年末の季節的なトレンドが下支えとなり、一段の上昇のハードルは低い」といった声も出ている。また、前日のFOMCに対する市場の反応は年末のラリーに向けた、遅ればせながらのハロウィーンのご褒美だろう」といった声も聞かれた。
決算では、イーライリリー<LLY>が取引開始前に発表。期待の肥満薬「マンジャロ」の売上高が14.1億ドルと予想を上回った。ただ、研究開発費の影響を考慮し、予想を下回る通期1株利益の見通しを示した。株価は発表直後に時間外で売りが強まったが、買い戻されて上げに転じている。
携帯用半導体のクアルコム<QCOM>が上昇。前日引け後に決算を発表していたが、携帯電話業界の過剰在庫がようやく解消されつつあることを示唆した。
ペイパル<PYPL>が決算を受け上昇。取引件数、総取扱高が予想を上回り、通期の1株利益の見通しも上方修正した。
フード・デリバリーサービスのドアダッシュ<DASH>が決算を受け大幅高。EBITDAが予想を上回ったほか、注文件数、マーケットプレイス受注額が予想を上回り、好調な決算となった。
ワクチンのモデルナ<MRNA>が決算を受け下落。同社は来年の売上高見通しを約40億ドルとした。これは来年の売上高が大きく落ち込むことを意味するが、同社は新薬開発に巨額投資を行っている中で、十分な資金を確保できるのか懸念が高まっている。
動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が決算を受け大幅高。EBITDAが予想外の黒字となり、第4四半期のEBITDA見通しも黒字を予想している。
太陽光発電関連のイスラエルのソーラーエッジ・テクノロジーズ<SEDG>が決算を受け下落。欧州での流通チャネルにおける同社の製品在庫が高水準に達している。
情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が決算を受け大幅高。人工知能(AI)関連サービスへの旺盛な需要で4半期連続の黒字となり、過去最高益を記録した。
イーライリリー<LLY> 580.29(+25.83 +4.66%)
クアルコム<QCOM> 117.36(+6.47 +5.83%)
パランティア<PLTR> 17.97(+3.05 +20.44%)
ペイパル<PYPL> 55.06(+3.40 +6.58%)
ドアダッシュ<DASH> 87.79(+11.89 +15.67%)
モデルナ<MRNA> 71.23(-4.97 -6.52%)
ロク<ROKU> 78.05(+18.35 +30.74%)
ソーラーエッジ<SEDG> 72.79(-3.00 -3.96%)
アップル<AAPL> 177.57(+3.60 +2.07%)
マイクロソフト<MSFT> 348.32(+2.25 +0.65%)
アマゾン<AMZN> 138.07(+1.07 +0.78%)
アルファベットC<GOOG> 128.58(+1.01 +0.79%)
テスラ<TSLA> 218.51(+12.85 +6.25%)
メタ・プラットフォームズ<META> 310.87(-0.98 -0.31%)
AMD<AMD> 107.83(-0.21 -0.19%)
エヌビディア<NVDA> 435.06(+11.81 +2.79%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美