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【市況】パンデミック以降の過剰流動性の約85%が巻き戻される

 米大手銀のストラテジストによると、米金融システムにおける過剰流動性がパンデミック時のピークであった2021年中盤から約85%巻き戻されたと指摘している。パンデミックが始まって以来、金融と財政の刺激策の組み合わせで蓄積された過剰流動性の大幅な縮小があったことをほとんどのモデルが示唆しているという。

 ただ、その大部分は解消されているが、約15%はシステムに残っているという。増発が予想される米財務省証券(Tビル)の大半がFRBの翌日物リバース・レポの残高を置き換えるものであれば、過剰流動性は2024年まで続く可能性があるとも述べた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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