【特集】10万円以下で買える、大幅増益＆低PER 21社【プライム】編 ＜割安株特集＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ＳＢＩ証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。

　東証プライム上場企業では314銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は今期の経常利益が前期比10％以上の大幅増益を見込み、割安を見分ける基準となるPER(株価収益率)が10倍未満の銘柄に注目してみた。

　下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)今期経常利益が前期比10％以上増益、(3)予想PERが10倍未満――を条件に投資妙味が高まる21社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは20日現在)

　なお、22日(日)16時00分に「10万円以下で買える、大幅増益＆低PER【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

　　　　　　　　　　最低投資　 ┌ 経常利益┐　　 予想
コード 銘柄　　　　　　 金額　 増益率　　今期　　 PER
<6615> ＵＭＣエレ　　　45200　　 69.6　　2000　　 8.5
<8897> ミラースＨＤ　　46900　　　152　 12700　　 6.1
<2445> タカミヤ　　　　50100　　 49.2　　3580　　 9.6
<7244> 市光工　　　　　52900　　 34.6　　7200　　 9.6
<5020> ＥＮＥＯＳ　　　56500　　 20.4　310000　　 9.5

<3864> 三菱紙　　　　　56800　　　110　　6500　　 6.2
<5957> 日東精　　　　　57300　　 14.4　　3700　　 9.6
<6440> ＪＵＫＩ　　　　59400　　　158　　3000　　 9.2
<9997> ベルーナ　　　　63000　　 18.0　 14700　　 6.5
<3675> クロスマーケ　　64400　　 54.3　　2900　　 6.8

<3978> マクロミル　　　66700　　 58.3　　5900　　 8.0
<7280> ミツバ　　　　　68200　　　148　 15000　　 3.8
<7955> クリナップ　　　68800　　 40.4　　5000　　 7.7
<7241> フタバ　　　　　69600　　 28.7　 10000　　 8.9
<7347> マーキュリア　　73700　　 11.0　　2450　　 8.4

<5932> 三協立山　　　　77500　　 60.9　　5500　　 8.1
<7820> ニホンフラ　　　86200　　 22.0　　3250　　 8.5
<9991> ジェコス　　　　93000　　 16.3　　5700　　 8.3
<4611> 大日塗　　　　　93900　　 20.5　　5200　　 7.9
<4275> カーリットＨ　　95500　　 16.8　　3400　　 8.7

<3941> レンゴー　　　　99270　　 70.8　 49000　　 7.7

※単位は最低投資金額が円、増益率が％、経常利益が百万円、予想PERは倍。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80％以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

株探ニュース