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【市況】株価指数先物【昼】 売り一巡後は-1σ水準まで下げ渋る


 日経225先物は11時30分時点、前日比60円安の3万1340円(-0.19%)前後で推移。寄り付きは3万1190円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1315円)を下回り、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直後には3万1110円まで下落幅を広げ、3万1110円~3万1240円辺りでの保ち合いが続いた。ただし、下値の堅さが意識されるなか、短期筋の買い戻しの動きも入ったとみられ、終盤にかけてレンジを上放れており、3万1370円まで下落幅を縮めた。

 日経225先物は売り一巡後の下げ渋る動きのなか、終盤にかけて切り返す格好となったが、ボリンジャーバンドの-1σが位置する3万1320円辺りをキープできるかが注目されそうだ。同水準での戻りの鈍さが意識されてくるようだと、改めて売り直される可能性があるだろう。グローベックスの米株先物は小幅ながらマイナス圏で推移しており、積極的なロングは期待しづらいものの、-1σ水準で底堅さがみられると、若干ながらショートカバーを誘い込みそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.87倍と横ばいで推移している。一時13.82倍まで低下する場面も見られたが、支持線として意識される25日移動平均線に接近したほか、日経平均株価が下げ渋るなか、NTショートを巻き戻す動きが入りやすくなった。

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