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【市況】13日の株式相場見通し=反落、米CPI発表後の米株安に追随

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 13日の東京株式市場は主力株中心に目先利益確定の動きが表面化し、日経平均株価は4日ぶりに反落する展開が予想される。前日までの3営業日合計で日経平均は1500円近い上昇を示していることから、その反動が出やすい面もある。前日の米国株市場では発表された9月の米消費者物価指数(CPI)がコア指数は事前予想と合致したものの、総合指数がコンセンサスをわずかに上回った。FRBによる金融引き締めに対する警戒感が再燃し、米長期金利が上昇するなか株式市場は下値を探る展開となった。ただ、11月のFOMCで利上げを行う可能性は低いとみられており、ハイテク株などの下げ幅は限定的にとどまっている。東京市場では前日まで先物主導で日経平均が急速なリバウンド局面にあったが、スピード警戒感からきょうは幅広く売りに押されそうだ。一方、下値では出遅れた向きの押し目買いが想定され、3万2000円台前半で底堅さを発揮する可能性もある。外国為替市場でドル高・円安方向に振れていることも輸出株セクターなどを中心に株価の下支え材料となりやすい。取引時間中は米株価指数先物や、中国、香港株などの動向にも影響を受けそうだ。

 12日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比173ドル73セント安の3万3631ドル14セントと5日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同85.458ポイント安の1万3574.219だった。

 日程面では、きょうは株価指数オプション10月物の特別清算指数(オプションSQ)算出日、9月のマネーストックなど。海外では9月の中国消費者物価指数(CPI)、9月の中国卸売物価指数(PPI)、9月の中国貿易統計、8月のユーロ圏鉱工業生産、9月の米輸出入物価指数、10月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・速報値)など。

出所:MINKABU PRESS

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