【市況】東京株式(前引け)=続伸、半導体関連株が全体相場牽引
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、前日の米株高を引き継ぎ朝方から買い優勢で始まり、その後も日経平均は水準を切り上げる展開となった。引き続き米長期金利が低下傾向にあることで、マーケットのセンチメントが改善している。米ハイテク株上昇を引き継いで半導体関連株が大きく買われ全体指数を後押しした。値上がり銘柄数は全体の8割を占め、売買代金も前引け時点で約2兆円と活況だ。日経平均の上げ幅は一時400円を超えたが、引けにかけてやや伸び悩んでいる。
個別では前場で4000億円を超える記録的な売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が連日の大幅高、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>といった半導体主力株が軒並み値を飛ばした。トヨタ自動車<7203>が堅調、三菱商事<8058>も高い。三菱重工業<7011>が物色人気、SMC<6273>の上げも目立つ。サイゼリヤ<7581>はストップ高に買われた。吉野家ホールディングス<9861>も大幅高。半面、川崎汽船<9107>が利食いに押され、INPEX<1605>も冴えない。コスモス薬品<3349>が大幅安。リズム<7769>も急反落した。コシダカホールディングス<2157>、エービーシー・マート<2670>も大きく売られた。
出所:MINKABU PRESS