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【市況】株価指数先物【昼】 抵抗線到達で自律反発としては達成感


 日経225先物は11時30分時点、前日比280円高の3万2300円(+0.87%)前後で推移。寄り付きは3万2060円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1825円)を上回り、買いが先行して始まった。寄り付きを安値に上げ幅を広げると、ほどなくして3万2410円まで上げ幅を広げた。買い一巡後は、3万2300円~3万2350円辺りの狭いレンジでの保ち合いを継続している。

 米政府機関の閉鎖を回避するための「つなぎ予算」案が可決されたことが材料視され、日経225先物は買い先行で始まった。寄り付き後に25日、75日移動平均線水準まで一気に上昇しており、初動の反応としては達成感が意識されそうだ。ボリンジャーバンドの-1σを突破し、目先的な抵抗線まで買われたことで利食いも入りやすく、上値追いを慎重にさせるなかで押し目狙いのスタンスに向かわせよう。グローベックスのNYダウ先物、ナスダック100先物はプラス圏で推移しており、ショートは仕掛けづらいとみられる。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.75倍に上昇した。下向きのトレンドは継続しているものの、抵抗線として意識される25日線に接近してきた。自律反発としては達成感につながるものの、同線を明確に上放れてくるようだと、NTショートを巻き戻す動きが強まりやすくなりそうだ。

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