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【市況】東京株式(前引け)=急反発、米政府機関の閉鎖回避で買い戻し

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 2日前引けの日経平均株価は前営業日比448円04銭高の3万2305円66銭と急反発。前場のプライム市場の売買高概算は7億150万株、売買代金概算は1兆7225億円。値上がり銘柄数は1367、対して値下がり銘柄数は415、変わらずは48銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方から主力株をはじめ広範囲に買い戻される展開となり、日経平均株価は高く寄り付いた後も上げ幅を広げる展開となった。前週末の米国株市場はNYダウが朝高後に値を崩し軟調な展開となったが、その後懸念された米政府機関の閉鎖が回避されたことで、米国債の格下げに対する警戒感なども後退した。これを受けて東京市場では先物主導で空売り筋の買い戻しが全体指数を押し上げた。外国為替市場でドル高・円安が進んでいるほか、朝方発表された日銀短観が改善傾向を示したことなども追い風に、日経平均は一時500円を大きく上回る上昇をみせる場面もあった。

 個別では、断トツの売買代金をこなすレーザーテック<6920>が大きく買い優勢となったほか、ディスコ<6146>など半導体製造装置の主力株が買われた。トヨタ自動車<7203>も堅調、川崎汽船<9107>など海運株も物色人気に。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも強さを発揮している。アダストリア<2685>が大幅高、北川鉄工所<6317>も商いを急増させ値を飛ばした。半面、三菱重工業<7011>、任天堂<7974>が冴えず、ニトリホールディングス<9843>も軟調。イー・ガーディアン<6050>は大幅安、ピックルスホールディングス<2935>の下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS

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