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【市況】東京株式(前引け)=大幅続落、先物主導で下げ幅広げる

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 21日前引けの日経平均株価は前営業日比376円06銭安の3万2647円72銭と大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は8億4131万株、売買代金概算は1兆9811億円。値上がり銘柄数は640、対して値下がり銘柄数は1121、変わらずは74銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場はリスクオフの流れが強まり、日経平均株価は続急落となった。先物主導で下げ幅を広げ、前引け時点で安値引けとなっている。前日の米国株市場ではFOMC通過後にハイテク株中心に売られる展開となった。FRBによる金融引き締めが長期化することへの警戒感が買いを手控えさせており、東京市場でも投資家のセンチメントが冷やされている。米株価指数先物が軟調なほか、アジア株市場が総じて売られていることも見送りムードを助長した。

 個別ではキーエンス<6861>が大きく下げたほか、ソフトバンクグループ<9984>も軟調。レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体関連も売りに押された。INPEX<1605>が値を下げ、三菱重工業<7011>も下値を探った。フリュー<6238>、ジェイテックコーポレーション<3446>は大幅安、サツドラホールディングス<3544>も安い。半面、売買代金トップに躍り出た三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが高く、商船三井<9104>もしっかり。東京電力ホールディングス<9501>も値を上げた。DDグループ<3073>が値を飛ばし、丸三証券<8613>も物色人気。

出所:MINKABU PRESS

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