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【市況】株価指数先物【昼】 いったんは達成感が意識される流れ


 日経225先物は11時30分時点、前日比100円安の3万2880円(-0.30%)前後で推移。寄り付きは3万2950円と、シカゴ日経平均先物清算値(時間外:3万2905円)にサヤ寄せする格好から、小幅に売りが先行して始まった。その後はロングの動きが強まり、現物の寄り付き時には3万3000円を回復。しかし、目先的な達成感が意識されるなか、買い一巡後は持ち高調整の流れが優勢となり、中盤には3万2790円まで売られる場面が見られた。終盤にかけては下げ渋るなか、3万2830円~3万2920円辺りでの保ち合いを継続。

 日経225先物は3万3000円回復で、いったんは達成感が意識される流れとなった。中盤にかけて3万2790円まで下げたものの、ボリンジャーバンドの+1σを上回っており、ショートを仕掛けづらくさせた面もあろう。売り一巡後はオプション権利行使価格の3万2875円辺りでの底堅さが見られており、限月交代に伴うロールオーバーが中心ではあるものの、リバウンド基調が継続するなか、再び3万3000円を捉えてくる可能性はありそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.89倍に上昇した。一時13.85倍に低下する場面が見られたものの、バリュー株の一角に利益確定の売りが入っており、若干ながらNTショートのリバランスに向かわせた格好である。

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