【特集】「インド関連」が5位とランク上位継続、政治・経済など多分野で存在感<注目テーマ>
JPX日経400 <日足> 「株探」多機能チャートより
1 人工知能
2 半導体
3 インバウンド
4 中国関連
5 インド関連
6 電気自動車充電器
7 JPX日経400
8 外食
9 TOPIXコア30
10 地方銀行
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「インド関連」が5位となっている。
インドは23日、無人探査機「チャンドラヤーン3号」の月面着陸を成功させた。旧ソ連や米国、中国に次ぐ、史上4カ国目の快挙となる。9月2日には太陽観測衛星「アディティヤL1」の打ち上げを予定しており、インドの技術力に耳目が集まっている。
宇宙に限らず、今年はあらゆる分野でインドの存在感が増している。中国を抜いて今年人口世界一となったことを背景に経済分野で期待が高まっているほか、成長著しいグローバルサウス(南半球を中心とした新興・途上国)の盟主として政治分野でも関心が集中。インド映画が米アカデミー賞を初受賞するなどエンターテインメント分野でも躍進している。こうしたなか、株式市場ではインド関連のテーマが継続的に注目され、ランキング上位を維持している。
主な関連銘柄はインドの自動車市場で高いシェアを誇るスズキ<7269>を筆頭に、二輪市場で実績を持つホンダ<7267>やヤマハ発動機<7272>、空調機市場で断トツのダイキン工業<6367>、このほか関西ペイント<4613>、TOTO<5332>、フジテック<6406>など。売却時の想定を上回るスピードで売上成長・収益性改善を達成しているとして、シンガポール塗料メーカーからインド事業を買い戻すと直近発表した日本ペイントホールディングス<4612>も見逃せない。
出所:MINKABU PRESS