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【材料】ブイキューブが急落し年初来安値を更新、6月中間期計画下振れで今期は無配転落見通し

ブイキューブ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ブイキューブ<3681>が急落し、年初来安値を更新した。前営業日の10日取引終了後に発表した23年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算は、売上高が前年同期比13.0%減の57億5100万円、経常利益は同85.6%減の9100万円と計画に対し下振れて着地した。直近の業況を踏まえて通期の業績予想を見直したほか、これまで前期と横ばいの4円としてきた年間配当予想についても無配とする見通しを示しており、失望売りを促したようだ。

 23年12月期の売上高予想は125億円から115億円(前期比6.0%減)、経常利益予想は6億円から1000万円(同98.4%減)に下方修正した。最終損益の見通しは未定とした。イベントDX事業では、製薬業界の小規模イベントや人材業界の特定大口顧客の利用が期初の計画を下回る傾向が続く見込みとなった。同社は経営合理化のため、20人程度の希望退職の募集を含めて、合計60人程度の人員削減に踏み切る。特別退職金などの費用に関して、特別損失を計上する見込みで、確定次第開示する。

出所:MINKABU PRESS

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