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【市況】株価指数先物【昼】 インバウンド物色が若干明るくさせる


 日経225先物は11時30分時点、前日比50円安の3万2240円(-0.15%)前後で推移。寄り付きは3万2220円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2310円)を下回り、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直後に3万2180円まで売られたものの、売り一巡後はリバウンド基調が強まり、中盤にかけてプラスに転じると、一時3万2400円まで上げ幅を広げた。ただし、終盤は再び軟化し、寄り付き水準での推移となっている。ボリンジャーバンドの-1σと25日移動平均線とのレンジ推移を継続。

 日経225先物は、指数インパクトの大きい値がさ株の影響を受けた。ソフトバンクグループ<9984> [東証P]が弱い値動きとなったほか、ダイキン<6367> [東証P]は一時10%を超える下落となり、この2社で日経平均株価を約140円押し下げている。一方で、エヌビディア<NVDA>が最新のAIチップを発表したとの報道を受けて、アドバンテスト<6857> [東証P]など半導体株の一角が買われ、日経平均を下支えした。また、中国政府が週内にも中国人の日本への団体旅行を解禁する可能性があると報じられるなか、空運や陸運、小売などインバウンド関連が動意付いたことから、中盤にかけてリバウンドが強まった格好だ。ただし、短期資金が中心とみられ、終盤にかけて利食いの動きも入った。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.12倍と200日線を挟んでの値動きで推移している。

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