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【市況】東京株式(前引け)=反落、売買代金活況で一時プラス圏も

日経平均 <1分足> 売買代金 「株探」多機能チャートより
 9日前引けの日経平均株価は前営業日比135円66銭安の3万2241円63銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は8億612万株、売買代金概算は2兆304億円。値上がり銘柄数は667、対して値下がり銘柄数は1098、変わらずは70銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は買い手控えムードが強く、日経平均は3万2000円台前半で軟調に推移した。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落したことや、あすにオプションSQ算出を控え、積極的な買いが入りにくかった。ただ、下値も限定的で、外国為替市場で円安基調にあることを追い風に、日経平均は朝安後に下げ渋り小幅ながらプラス圏で推移する場面もあった。なお、売買代金が2兆円台に乗せるなど商いは高水準だった。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が安く、ダイキン工業<6367>が大幅安。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも下落した。キリンホールディングス<2503>、川崎重工業<7012>なども値を下げた。三菱製鋼<5632>、ニコン<7731>などが急落。半面、レーザーテック<6920>が高く、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>など半導体関連は総じて堅調。ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢。アシックス<7936>が物色人気。ミズノ<8022>が値上がり率トップに買われ、大阪ソーダ<4046>はストップ高となった。

出所:MINKABU PRESS

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