市場ニュース

戻る
 

【市況】米国株見通し:伸び悩みか、ハイテク株の値動きを注視

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      4,513.00(+15.00)
ナスダック100先物  15,427.50(+73.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は70ドル高。長期金利は戻りが鈍く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


4日の主要3指数は続落。終盤の失速でナスダックとS&Pは4日連続で下げ、ダウは150ドル高の35065ドルと、3日連続のマイナスを記録。この日発表された雇用統計で、非農業部門雇用者数の増加幅縮小が嫌気された。また、平均時給の伸び率は上昇し、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化を警戒した売りも強まった。一方、ハイテク関連ではアップルの主力製品の売上減が弱材料視されたが、アマゾンは大幅高となった。


本日は伸び悩みか。米国債格下げに伴う金利高は一服。前週末の弱さが目立つ雇用統計を受け連邦公開市場委員会(FOMC)で引き締め継続の思惑は後退し、全般的に買いが入りやすい。ただ、今週発表の消費者物価指数(CPI)は13カ月ぶりに上向くと予想され、買いは限定的となろう。一方、これまでの決算発表でハイテク関連の好業績が目立ち、金利高を抑えられれば買いが続くだろう。割安感の生じた銘柄への買戻しも期待される。

《TY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均