【特集】個人投資家・有限亭玉介：次世代パワー半導体の人気継続！上昇期待の注目株を公開！【FISCOソーシャルレポーター】

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏（ブログ：儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」）が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

-----------

※2023年7月31日14時に執筆

EV市場が着々と拡大し始めて、パワー半導体関連が物色されているようです。政府も日本の半導体産業へ積極的に投資を進めておりますので、長期的な視点で関連株の動向はチェックしていきたいもんですな。

改めまして株＆猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

日本時間の7月27日の早朝に開かれたFOMCで、パウエル議長は0.25%幅の利上げを発表しました。事前に織り込んでいた市場予想通りの結果となり、同日の日本相場には安心感が広がりました。

しかしながら、翌日の日銀金融政策決定会合で植田総裁が発表したYCC修正により日経平均は一時的に大幅下落となりましたねぇ。ひとまずイベントを通過して、ハイテク株が今後どうなるか改めて注視する必要があるでしょう。特に次世代半導体は国策となっており、以前からこちらの記事でもご紹介しているパワー半導体は底強い様子です。

注目されていた台湾TSMCの直近の決算は減益という結果でしたが、時流からしてもこれから半導体市場が下火になるとは思えません。在庫調整を経過して、AIや車載向けなどの次世代半導体への投資を進めている最中と捉えます。パワー半導体は自動車や発電設備に使われますので、省電力化に関わる社会的意義のある分野とも言えますからねぇ。

日本は半導体製造装置が強いですが、ダイヤモンド半導体や窒化ガリウム半導体など次世代半導体の研究も先駆しております。TSMCは日本の45大学と連携して技術提供や人材育成の支援を行う方針で、外資とのコネクションを強めた日本は新たな技術を生み出すか…。

トヨタ系のゴムメーカーである豊田合成<7282>は、昨年3月に次世代半導体向けの世界最大級となる窒化ガリウム(GaN)基板を作製した事が好材料となりました。7月28日の決算発表では、第１四半期時点で経常利益の進捗率が41.5%に到達しております。直近のチャート(日足)も高値圏で、PBRも低水準となっている事も注視です。

7月28日の決算発表で利益が急拡大した三社電機製作所<6882>は、主力製品であるパワーモジュールが業績寄与した模様。PBRは1倍以下で割安感も目立っておりますな。直近のチャート(日足)は高値圏ですが、まだ上振れる余地はあるか監視を強めていきたいです。

75日線を下値に切り上げているA&Dホロンホールディングス<7745>は、年初来高値を更新しました。フォトマスク用ナノ測定・検査装置など同社の電子ビームに関連する技術は、半導体の微細化において需要が拡大すると思われます。24年3月期の営業利益が過去最高となる予想で、決算を通過した後のチャートも注視です。

高周波プラズマ電源装置を手掛けるアドテック プラズマ テクノロジー<6668>は、パワー半導体向けでも引き合いがある模様。7月20日付けで東海東京証券がレーティングを「強気」、目標株価を2400円に設定した事も好感されました。

リードフレームに強みを持つエノモト<6928>も同関連としてチェック中です。PBR1倍以下で、株主還元方針を自己資本配当率(DOE)が2.5%以上となるよう変更した事も注目したいですな。チャート(日足)は決算後も25日線を上回ってトレンドを維持できるか…。

最後はトレックスセミコンダクター<6616>です。EV用電源システム向けのパワー半導体「XBSC11A108CS」のサンプルの提供開始や、β型酸化ガリウムでの新世代パワーデバイス用半導体を開発するノベルクリスタルテクノロジー社への追加出資など、パワー半導体関連のニュースが続く同社も注視しておりますよ。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

----

執筆者名：有限亭玉介
ブログ名：猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

　提供：フィスコ