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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

ISID <日足> 「株探」多機能チャートより

■ISID <4812>  4,985円 (-275円、-5.2%)

 東証プライムの下落率3位。電通国際情報サービス <4812> [東証P]が3日続急落。前週末21日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1-6月)連結業績について、売上高が従来予想の671億3000万円から698億4900万円(前年同期比13.7%増)へ、営業利益が97億3000万円から106億5200万円(同10.6%増)へ、純利益が66億8400万円から74億4600万円(同5.9%増)へ上振れて着地したようだと発表したが、材料出尽くし感から売られたようだ。ビジネスソリューションセグメント及び製造ソリューションセグメントを中心に売上高が予想を上回った。また、販管費が計画を下回ったことも寄与した。

■サーティワン <2268>  4,100円 (-90円、-2.2%)

 B-R サーティワンアイスクリーム <2268> [東証S]が6日ぶり反落。同社は21日取引終了後、23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比28.5%減の8億500万円となり、通期計画17億2000万円に対する進捗率が46.8%にとどまったことがネガティブ視されたようだ。売上高は同12.1%増の112億6200万円で着地した。販売拠点数の拡大などを背景に売り上げが伸長した半面、原料費の高騰及び円安の影響に伴い売上原価が増加。また、広告宣伝費や物流費、販売拠点拡大のための活動費、新規に出店した直営店の管理費などが増えたことも利益面の重荷となった。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■三菱UFJ <8306>  1,053円 (-21.5円、-2.0%)

 三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]が反落。東証業種別株価指数の騰落率ランキングで多くの業種が値上がりするなか、「銀行業」は値下がりした。日銀が27~28日に開く金融政策決定会合で現状維持を決める可能性があるとの見方が前週末に伝わった。政策修正観測が後退したことで、金利上昇による収益改善を期待していた向きが銀行株に売りを出したようだ。三菱UFJをはじめ、三井住友フィナンシャルグループ <8316> [東証P]、みずほフィナンシャルグループ <8411> [東証P]、りそなホールディングス <8308> [東証P]などが軟調に推移した。

※24日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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