【市況】東京株式(前引け)=急反発、米ハイテク株高に追随し久々のリスクオン
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に買い戻しが入り日経平均株価は400円を超える上昇をみせた。朝高後にいったん値を消す場面があったが、その後は先物主導で急速に水準を切り上げる展開となり、一気に3万2300円台まで歩を進めている。前日の米国株市場では発表された6月の米消費者物価指数(CPI)が市場予測を下回るものだったことから、これが好感されハイテク株中心に買われる展開となった。東京市場でもCPI通過後の米株高を受け、投資家のセンチメントが改善した。
個別ではレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置の主力銘柄が買われたほか、ソシオネクスト<6526>も大幅高。ソニーグループ<6758>も商いを伴い高い。三菱商事<8058>が切り返し、キーエンス<6861>も上昇、エーザイ<4523>も買いが優勢となった。三協立山<5932>が急騰、サイゼリヤ<7581>も大幅高に買われた。半面、川崎汽船<9107>、ローソン<2651>、良品計画<7453>などは利食われた。トレジャー・ファクトリー<3093>、TSIホールディングス<3608>、インターアクション<7725>などが急落した。
出所:MINKABU PRESS