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【市況】15日の株式相場見通し=強気継続、2万9000円台半ばを目指す動きに

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 15日の東京株式市場は主力株中心にリスクを取る動きが継続し、日経平均株価は頑強な値動きが予想される。2万9000円台半ばで売り物をこなす展開となりそうだ。前週末の米国株市場ではNYダウが小幅ながらマイナス圏で引け、下値模索の動きが続いた。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反落するなど冴えない展開だったが、売り急ぐ動きは限定的で下げ幅は小さかった。米インフレに対する懸念や米債務上限問題への警戒感はくすぶるものの、マーケットは引き続きFRBによる年内利下げの動きに対する期待感が強く、下値では押し目買い需要が活発となっている。また、米株市場に先立って欧州株市場は総じて上昇するなど投資家心理は強気優勢が維持されている。そうしたなか、東京市場では前週末に日経平均が260円あまりの上昇を示し、1年半ぶりの高値圏に浮上した。リスクオンの流れが続いているが、きょうは外国為替市場でドル高・円安が急速に進んでいることも追い風となり上値を指向しそうだ。

 12日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比8ドル89セント安の3万3300ドル62セントと5日続落。ナスダック総合株価指数は同43.764ポイント安の1万2284.743だった。

 日程面では、きょうは4月の企業物価指数、3月の特定サービス産業動態統計、3月の工作機械受注など。海外では3月のユーロ圏鉱工業生産、5月のNY連銀製造業景況指数など。

出所:MINKABU PRESS

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